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124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 7/31 18:9:29.43 ID:QQGzVXV40
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気づけばCは放課後の学校を彷徨っていた。
運動部の声が響くグラウンドを見渡し、ひとつひとつの教室をのぞきこんだ。
全ての廊下を歩き、階段と踊り場を確かめた。
男女両方のトイレすら、その時には、ただ確認すべき空間に過ぎなかった。
そうして校舎の全てを確かめたあと、最後にCは屋上に出た。
そこにも彼の求めるものの姿は無かった。
ふらふらとフェンスによりかかるCを、沈み行く夕日が照らす。
いつの間にかCは泣いていた。今、Cの中で、『事実』はようやく『現実』として訪れた。
『女が、いない』
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