新10 1-
127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 7/31 18:10:18.71 ID:QQGzVXV40
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この一ヶ月、自分でも知らず、Cはその喪失感に苦しんでいたのだった。
視界の角に、いつも女の影を求めていた。
内気な彼女の控えめな眼差しのありかを探していた。
知らなかった。知らなかった。
彼は自分の女に対する気持ちに、今でははっきりと気がついた。
しかし、遅すぎた。
一ヶ月分の後悔と悲しみ、ごたまぜの感情が渦となってCにのしかかっていた。
日が沈み、辺りが暗くなっても、Cはそこで1人、むせび泣き続けた。


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