新10 1-
270:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 7/31 21:6:27.67 ID:Q2FnLjwAO
両親。
この女を育て、養い、愛する二人の男女。
俺は今まで女の両親に会ったことがなかった。
正直怖い。
子は親の背中を見て育つ。
もしかしたら……女以上に熱い二人かもしれない。
耳栓を用意せねば……
とかなんとか考えていると、女がいきなり俺の肩をつかんでガクガクと揺さぶり始めた。
女「聞いているのか!?」
男「スイマセン、キイテマセンデシタ」
女「何ぃぃぃぃぃ!!?」
男「ちょっと考え事をな。」
心配事…と言うべきかな。
人は一つでも心配事があるとそのことばかりに気を取られてしまう。
女「せっかくだから今夜は手料理をご馳走するって話をしていたんだ!!!」
訂正、二つだな。
まぁ、そんなこんなで俺は女の家へ向かうことになった。
……不思議と全くワクワクしないのは何故だろうな…

ir ver 1.0 beta2.2 (03/10/22)