新10 1-
643:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 8/1 3:9:54.89 ID:CC5ULPa60
「むぅ!?こっちは行き止まりかっ!」
慣れない道と、気分のままに走っていたせいで女は道に迷ってしまっていた
女が地図を見ながら頭を捻っていると
女の頭を凄まじい衝撃が襲った
「ぐぅ!?」
女がよろめきながら後ろを向くと先ほどの金髪となにやらその仲間らしい奴等がいた
ご丁寧に全員鉄パイプやらナイフやらを持っている
「よぉ、姉ちゃん、さっきはよくもやってくれやがったな?」
「おい・・・」
「あ?なんだよ」
「さっき殴られたせいで羊羹の袋が落ちた、拾って砂を払ってから私に渡せ」
「あー、あれか・・・」
金髪は意地の悪そうな笑みを浮かべながら羊羹の袋に近づくと
羊羹の袋を思いっきり踏んだ
「おーっと!悪ぃ!うっかり踏んじまったぁー
けど、お前も俺殴ったし、別にいいよなぁぁ?」
「・・・」
「なんか言えよぉー」
「・・・・・・」
「なんか言えっつってんだろうが!!」
「・・・男と一緒に食べたかったんだがな・・・
殺すかぁ・・・」
「あ?」
最後に女は小さく「変身」と呟いた


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