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99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 8/1 22:7:09.70 ID:OKhI2cyY0
平和な時間
朝の登校風景、学生が談笑しながら歩いている
男はこの、朝のほのぼのとした時間が好きだった
しかし、とある異形の雄叫びによって雰囲気が一変した
「オトコォォォォ!!!」
その異形は男に向かって全力で走ってきている
「オハヨウゥゥゥ!!」
否、あれはもうすでに【走っている】と言うものではない
目の前の脅威から逃げる人々や綺麗に舗装されたコンクリートの道を砕き、弾き飛ばしつつ
凄まじいスピードこちらに向かってくる様子は言うなれば暴風であった
「ソシテェェェ!!」
この時点で男はようやく気がつく
そう、このままでは自分も遠くで倒れているあの無残な肉塊になってしまう・・・と
「アイシテルゥゥゥ!!!」
必死に横に跳ぶ
しかし、それでも完璧には避けきれず、服ごとわき腹の肉を少し抉り取られる
あまりの痛みに膝を突いてしまう
「オトコォォ!!ドウシテワタシヲサケルNWOOOOO!?」
先ほど自分のわき腹を抉った異形が叫んだ
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