新10 1-
604:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 8/5 2:10:27.16 ID:NwGEe7Y00
女「な……なんで……?(グスッ」
男(……落ち着いて……正直に行動……」
男「端的に言うと俺が駄目人間だからだ。決してあんたに魅力がないだとかそういうことじゃなくてな」
女「……」
男(……気持ち悪いな……ていうか間違っても泣くなよな……)
男「……正直俺は対人恐怖症なんじゃないかと思ってる。そんな風に言ってくるもんだから俺のハートはぼろぼろだぜ?さっきから背中に嫌な汗は流れるしゲロだってぶちまけそうだ」
女「……(えぐっ」
男「……そうだな……正直俺は怖いんだよ。そういう風に言ってもらえるのは純粋に嬉しいけどさ、俺にそれが真実かどうかわかんないもんだから俺はあんたが俺をなんとかして嵌めようとしているんだと疑っているしそうだとしか思えない」
女「そんなことないっ……私……ッ」
男「そうだろうな……けどこれは理屈じゃなくてな……だから俺は駄目人間なんだ。あんたが仮に本気で付き合ってくれと言おうとしたのだとしても今みたいにあんたを不快にさせるだけだろうから……俺は嫌だと言う」
女(……そんな風に言うのに……言うのに……男君は顔色一つ変えない……)
男「なんで?っていう質問にはもう十分だろう?……俺としてはもう限界だしな、もう帰るよ」
女(そんな……せっかく、ここまで来たのに……せっかく、好き、って……言えた……のに……)
男「でもまあ……嬉しかったのも事実……だな。初めての経験だったし……あんた随分かわいいしな……俺でもそんな風に言ってもらえるんだって知らなかった。……信じられない俺を恨むよ、ほんとに……ハハッ」
女(男君……待って……)
女(お願い……だから……待ってよ……)
女「……(えぐっ」
女「……」
女「…………ぉ男ォッッ!!!」


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