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922:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 8/5 16:16:21.07 ID:DsmkXZpN0
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女「うぉぉぉぉぉ!ミッションだ任務だぁぁぁぁぁぁ!」
うぉぉ!ぐらぁぁ!無駄無駄ぁぁ!と絶叫しながら街道をひた走る女。
その姿はとても忍者には見えない。
女「待っててくれぇぇ!主ぃぃぃ!!」
道行く人達に笑われながらも彼女は走る。
久羽流藩の長、男の元へと。
男「――っ!?」
男友「ん?どうした男」
男「いや、何やら悪寒が……」
男友「大丈夫か? 今日はとりあえず城に戻ってゆっくりしてろよ」
男「あぁ、悪いがそうさせてもらう。あ、くれぐれも」
男友「俺達が仲良くしてる事は内密に、だろ?わかってるよ。
えらいお殿様がただの侍と仲良くしてるだなんて知られたらどんな噂が立つかわからないしな」
男「すまない……」
男友「いいってこと……!? なんだ? 何か聞こえないか?」
男「いや、別に何m」「うぉぉぉぉぉぉ!!」
男「聞こえたな……。なんだこの叫び声は」
男友「ぁ、あの子が叫んでいるみたいだぞ」
土煙をあげ、絶叫しながら走る女。
その姿には絶句、の一言しか出せない。
男「……さて。かえるか」
男友「そうだな、俺も頭痛くなってきたよ……」

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