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941:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 8/5 16:56:19.43 ID:x0JANl/80
>940 何かID変わったけど気にしないでオクレ
その日はと言うものの、特にやる気が起きなかった
BGMの如くいつも聞いていた女の声はその日は静かな物で、本人が居ないのだから当たり前な事を改めて何度も確認していた
男「フゥ………」
本日でもう二桁を越す溜息を付いた
因みに今は頭に入るの事の無い授業を何度か受け、放課後となる
校門を出ても男友と女友の姿は無く、久しぶりに一人で下校する事となった
話し相手が居ないと、いつも通っている道が長く感じる
何時もより体感で二倍ほどの時間を費やし、Y字路まで来た時には自然に足は左側へと向いていた
女の家に行くのはは前に強引に連れて行かれた一回きりだったが、何とか迷わず着くことが出来た
インターホンを押すと、数秒後に女性の声が表れた
見た目からして母親だろう
女母「どちら様?」
男「男といいます、女さんのお見舞いにと思いまして」
女母は俺を眺め、少々考えた後思い出したかのように「ははぁ」と声を漏らした。
女母「どうぞ、上がって行って下さい」
女母に案内され、俺は女の部屋まで行った
そこには、ベットに横渡っている女の姿があった
ぬいぐるみなどに囲まれたベットに横たわる姿は、本当に眠っている様にしか見えない


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