新10 1-
947:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 8/5 17:2:03.53 ID:TX4fKIn50
〜赤ずきんちゃん・続き〜
一方、赤ずきんは花摘みの途中で大分時間を食ってしまったことに気づきました。
女「( ゚д゚)ハッ! 大変だ! 男がいない!! どこへ行ったんだぁぁぁ!? 男ぉぉぉぉぉっっ!!」
彼女が設定をブッチするのはいつものことなので無視します。
…さて、道草で時間を食ってしまったので、赤ずきんがお婆さんの家についた頃には日差しも傾きかけた頃でした。
女「お婆様! 見舞いの品を持ってきたぞっ! これを喰って元気を出してくれっ!!」
そう言って騒々しくお婆さんのお家に飛び込む赤ずきんでしたが、お婆様は既に狼のお腹の中でした。
狼はベッドの中でお婆さんに成りすまして、赤ずきんの油断を誘います。
男「あーあー…『良く来たわね、赤ずきん。さぁさぁ、その可愛いお顔を見せておくれ』」
女「お婆様…? ど、どうしたのだ!? いつもならわたしのことを親の敵のような目で見てくるというのに!!」
男「(オイオイ。どういう関係なんだ、この二人)『そ、そうね。…フンっ! 貴女の顔を見ているとムカムカするんです!
早く見舞いの品とやらを置いて出て行ってくれませんか? 目障りなんですよ!!』」
狼は慌てて後h…お婆さんらしさを装いました。が、
女「そ、そうだな…。やっぱり、わたしがお婆様に好かれるはずはないもんな…クスン……」
狼「ぐはあ!!」
流石の狼も、赤ずきんちゃんの涙には弱かったようです。少女漫画的偽悪キャラですね。
女「!? 今、男の声がしたぞ!! どこだ!?」
男「や、やべ…。『何を一人で小芝居を打ってるんです? さっさと私のところに来なさい!!』」


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