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374:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 8/6 0:35:57.49 ID:89EDGHJc0
「ごきげんよう」
「ごきげんよう」
さわやかな朝の挨拶が、澄みきった青空にこだまする。
ダディ様のお庭に集う乙女たちが、今日も天使のような無垢な
笑顔で、背の高い門をくぐり抜けていく。
汚れを知らない心身を包むのは、深い色の制服。スカートのプリーツは
乱さないように、白いセーラーカラーは翻らせないように、ゆっくり歩くのがここでのたしなみ。
もちろん、遅刻ギリギリで走り去るなどといった、はしたない生徒など(ヒートの他に)存在していようはずもない。
〜朝の校門〜
女生徒1「…ねぇねぇ、ウチの学校にあんな子いたっけ?」
女生徒2「わぁ、キレイ…。スラっとしててカッコいい…」
男生徒1「見ろよ、凄えマブい(死語)おねえちゃんがいるぜェ?」
男生徒2「ドキがムネムネする…これが恋!?」
???「……」
男友「よっ! すっかり注目の的だな?」
少女?「お前か。…随分と気楽そうな顔をしてるな?」
男友「はははっ。まあ、俺は演じる側じゃなくて楽しむ側だからな。気楽にもなるさ」
少女?「まったく…」
男生徒3「おいおい、男友と知り合いかよ…」
女生徒3「女友が黙ってないわね、こりゃ」
女「おはよぉぉぉぉぉ! 誰かと思えば男友じゃないか! ん? 誰だ、その娘は?」
少女?「(ビクッ)」
男友「ははは。まぁ、見た程度じゃ気づかないか?」
少女?「ちょ、お前、余計なことはッ!」
女「ん? その声―――」
女「ひょ、ひょっとして、男……?」
(ネタがある限り)続く
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