新10 1-
438:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 8/6 2:53:18.47 ID:1Kwf7LXx0
ある日の図書館内
静寂と冷機に満ち溢れた館内に入ると男女が書類束を机の上に積み上げ、向かい合って座った
が……館内のその状態が保ったのはたったの9秒だった
女「男ぉぉおおおぉおぉっ!!!! どこか連れて行ってくれぇええぇぇぇぇえっ!!!!!」
女が叫び静寂を粉々にした瞬間、その階の冷房は総て無効化されたかのようだった
男「急に何だ」
しかし、男は動じない
女「せっかくの夏休みなんだぁああぁあっ!!! 勉強ばかりじゃなくて……私はその……男とどこか泊りがけで遊びに行きたいんだぁああぁぁぁあっ!!!!」
男「ふむ……」
女「わ、私的には海か海か海か海がいいと思うぞぉぉおおぉぉおっ!!!! そしてわ、わわ私のおニューのみ水着を男n」
男「じゃあ、日帰りで山だな。お前の声が響いても周りに影響が無いくらいのところだ。
もうひとつの条件としては、今ここに山積みにされてる宿題が3日以内に終わったら……だ」
女「…………。よし、わかったあぁあぁぁぁぁあああっ!!!!! こ、こここここんなものすぐにでも終わらせてみせるぅううぅううう!!!!」
男「それはそれは頑張ってくれたまえ。とりあえず館内ではお静かに」
……
男と約束した2日後、屍同然となった女の姿が図書館奥にて発見された
発見者の話によれば所々に誤りはあるものの、全ての項目が埋まったノートとプリントの山に埋もれていたという
なお屍の表情は苦悶のシワが刻まれているにも関わらず、何故か満ち足りた笑顔であったという

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