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443:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 8/6 2:55:29.29 ID:1Kwf7LXx0
重苦しい雰囲気はなかなか脱せないまま、山頂付近に到着した
そこで楽しく昼食と行きたかったが、あいにく空模様が怪しくなってきた
男「これは……崩れるかもしれん」
男友「マジでぇ? 最悪じゃん」
確かに山の天気は崩れやすい
男は早々に帰り支度をしろと言い、3人を従わせた
拓けている山頂付近は絶景だが、雨宿りするような木陰がないのだ
予定を変更して、下山することにした
元来た道とは別のルートを辿りながら、天候を気にしつつ先へ進む
男友「……あーあ、せっかくの1日が……」
その呟きには共感するが、口にするべきではなかった
男の目がこちらを向くと、男友は慌てた
男友「あ……お、俺トイレ」
そう言って、男友ががさがさと茂みに入り込んだ瞬間だった
男友「う、うわぁあぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁああぁぁああ……!!!!!!」
女「!!!!?? 男友、何がどうし……」
そう言って、女も同じように茂みに入ろうとした
男「ま……」
それから、女の声も途切れた
女友はわけがわからず、茂みを覗こうとするのを男が止めた
そっと男が茂みをかきわけ、その中を覗きこんで息を呑んだ
男友と女が消えた
茂みのそこの部分だけ崩れていて、2人は遥か下方へと転げ落ちてしまったのだ
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