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447:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 8/6 2:58:27.04 ID:1Kwf7LXx0
女「……そうなのか?」
男友「そうそう」
女「そうか……」
男友と話せて、少し気が楽になったのかもしれない
女の呼吸が少しだけ整ってきたようだが、依然として熱は下がらない
男友「……あーあ、女ちゃんが無事なら、きっと男の位置を感じ取って案内してくれるんだろうになぁ?」
そんな軽口を叩いて、男友は笑った
それに女はうっすらと笑って答えた
女「普段なら出来るんだけど……」
男友「またまた〜ご冗談を」
女「嘘じゃない。嘘だと言うなら、どうして私が男の元にいつも迷わず行けると思うんだ?」
その言葉には一片の曇りも嘘も無いようだった
男友「……ははっ、それもそうだ。でも、今は無理なんだろ?」
女「うん……。悔しいけど、圏外みたいだ」
男友「圏外ッ!!!?」
女「男レーダーが垂れ下がってしまっている……。この電波状況じゃ、無理だあぁ」
まさかそのアホ毛にそんな特殊能力が宿っていたとは知らなかった
男友が目をぱちくりしていると、いよいよ空が赤く……夜が近づいてきていることに気づいた
まずい、状況は好転しない……悪化し続けている
女「……あァ、一番星だぁあ……」
男友「しかも、なんか女ちゃんもやばげっ!!?」
赤い空に輝く謎の一番星、この時間帯じゃまだ星は早いのだが……
『諦めちゃ駄目ッスよwwwwwww』
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