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504:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 8/6 5:11:48.54 ID:zQnT69CaO
TV「今日は五年に一回しか見れないという、流星群が見れる日です」
ノイズ混じりの音を吐き出すTVが今日の天気を知らせている。
話によると今日は流星群が通るらしい。
肝心の天気は聞きそびれた、雨が降らなければいいが……。
TV「好きな人が居るあなたっ。願い事をしてみましょう」
男「……余計な事を……」
つい声に出してしまった。
あいつがこれを見ていたらどうする。
俺は一瞬いつも五月蝿いあいつの顔を思い浮かべたがすぐに振り払った。
どうせ嫌でも会うんだ。
俺がそんな事を思っていると
女「男ぉぉぉぉぉ!!迎えにきたぞぉぉぉぉ!!」
噂をしたらなんとやらというが何にしても早すぎだろ。
くわばらくわばら……どうやらさっきのTVは見ていないようだ。
俺はゆっくりと安堵の息を吐く。
女「まだかぁぁ!?男ぉぉぉぉぉ!!」準備するのが遅いためか、しびれをきらせて叫んでくる。
ったく。近所迷惑だろうが……。
男「今出るから少し待て」
俺は適当に返事をして。
TVを消し、あいつの下へと歩いた。
あぁ、今日も賑やかな一日になりそうだ。
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