新10 1-
540:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 8/6 8:2:48.18 ID:9kUs6SCn0
>537続き
夕方、学校が終わった後四人で集まって流星群観察の為の計画を練っていた。
俺は基本的に傍観者。
なんか三人だけでヒートアップしてるから入りにくいし。
なんだろう、この虚脱感。
あれ?悲しくないのに涙が出ちゃう。
ドキドキは止まってるけどな。
で、結局夜中11時に学校前集合という事におちついたそうだ。
帰るとき女が男と星見るなんて、うれしいぞぉぉ!!とか言ってたのが俺にとっては重い。
そして夜中の11時。
学校前に俺達は集まった。
皆個人個人で私服な訳だが、一人だけ明らかにおかしい奴が居た。男友だ。
なぜだろう、どこで買ったのかはしらないが巫女さんの服を着ている。
こいつのせいで場の空気が非常に悪い。
本人はその事に気づいていない様子で学校へと向かっていく。無知って怖いと改めて実感した。
学校の屋上で星を見るわけだが、玄関には当然鍵がかかっていた。
女「こんな扉ぶち破る!!うぉぉぉぉぉ……がふっ」
男「ちょ、黙れ。こんな所で大騒ぎしたら警備員に見つかるだろうが。」
女「だって鍵がかかってるんだぞぉぉぉ!」(小声
男「多分あいつらがなんとかするだろ」
と、いうか。なんとかしなければ俺はキレてる。
あいつらもバカではないし、手段ぐらい用意してるだろう。
友男「ちゃんちゃらちゃっちゃっちゃっちゃー」(ドラえもん
友女「ピッキング用具ー」
ドラえもんの音楽には完璧に合わない。夢も希望も零の道具が出てきた。
というか、どうやって手に入れたんだ?こんなの。
後日聞いてみたら、美容師とかいう怪しい奴にもらったそうだ。
学校の鍵を友女と友男が手馴れた風に開けていく。こいつら、犯罪だぞ……。

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