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762:以下、名無しにかわりましてデカトゥーがお送りします 8/6 16:31:30.05 ID:zQnT69CaO
「……あつい」
麦藁帽子をかぶった女がだるそうに呟く。
太陽はジリジリと大地を焦がし、道路からは何か因縁めいた蜃気楼さえ見える。
いくらいつもヒート状態の彼女でも、摂氏30度を超える気温ではバテるしかなかった。
「男ぉぉぉ……早く来てくれぃ」
ああ無情。
女の必死の懇願も男には届かない様子。
なぜ彼女が炎天下の中男を待っているのか。
その真相を知るには1日時計を戻す必要があった。
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