新10 1-
544:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 8/10 12:19:17.04 ID:1qkPBucX0
>543 続き
女は、はっと我に返った。
女(まだそうだと決まったわけじゃない。この目で確認するまでは!!)
女は二人の後をついて行く事にした。
後ろを振り返られてもバレないように、幾分か距離をとって男達を追跡した。
男と見知らぬ女性とは会話はしているようだが、手を繋いだり腕を組んだりしているわけではない。
それだけで女は少し、安心した。
そうこうしているうちに追跡される側の二人は、ある雑貨屋へと入っていった。
店内の二人は、どう見てもお似合いのカップルにしか見えなかった。
たまに男が、照れているような表情を見せる。
女の胸が、チクンとした。今まで感じた事が無かったような気持ち。
二人が店から出てきた。男の手には小さな紙袋が提げられていた。
男が紙袋の中を漁る。そして小箱を一つ、付き添っていた女性へと渡した。
女性は驚いたように喜ぶ。
そして、男の頬へ軽くキスをした。

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