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365:>>346>>347 続編 8/12 3:39:05.84 ID:U3HjqQ5+0
直情径行で好意をストレートにぶつけてくる熱。
クールビューティーだが螺旋が五本ぐらい飛んでる冷。
この二人の幼なじみと共に学校までやってきた。
夏の暑い日差しが降り注ぐ中、熱は俺の腕にしがみついたままだ。
男「熱、暑い」
熱「当然だ!私の燃える想いはいつだって熱い!!」
男「いや、精神論ではなく物理的熱量について俺は言ってるんだ」
冷「そうだ熱。君だけが男にひっついているのは不公平だ。そろそろ私に交代した方が男も喜ぶ」
男「それだけは絶対にない!」
熱「男の言うとおりだあああ!!男に肌を重ねていいのは私だけだあああぁああ!!」
男「ちょっっ!!その発言には色々と問題が…!!!」
冷「その発言は頂けないな。男の貞操はボクのものだからね」
男「お前もどさくさに紛れて何を言ってる!!?」
熱「事実だあああああああ!!!!!!!」
男「そんな事実を作った覚えはない!」
冷「そうだ。そんな事実は存在しない。あるのはボクと男の間にある確かな愛情だけだ」
男「友情から愛情に発展させた覚えもない!!」
どんどんと泥沼化していく事態に不安を覚えた俺は逃走を試みた。
しかし、熱が俺の腕にしがみついている上に、冷がさり気なく俺の退路を塞いでいる。
新たな退路を確保するために周りを見てみると、すでに俺たち三人は注目の的だった……
しかし、周りの人々に視線は何故か生暖かかった。
彼らの視線に込められた意味は「またこいつらか」という呆れ以外の何者でもない。
しかも、冷はいつの間にか安全圏へと避難し、無関係を装っていた。
熱「男!私たちの愛は永遠に不滅だからな!!!」
神よ…平和って麻雀だけにしか存在しない言葉ですか?
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