新10 1-
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女視点
熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い。
熱い、という文字を五十個並べたところで、私のこの熱き思いを表すためには、まだまだ足りない。
今日も今日とて猛る思いは留まる事を知らず。
内なる獣は獲物を欲す。
乙女の熱き心を一片もたりとも隠さず、女は今日も男の元へ疾走する。
「男ォォォォッ!!!!! 愛してるぞォォォォォ!!!!!!」
「朝っぱらから喧しい」
「今日泊まりにいくぞォォォォ!!!!」
「来るな。大人しく家で叫んでろ」
彼はやっぱり冷たいが、これくらいでめげる私じゃない!
なんだかんだ言って私を追い払おうとしない彼を、昨日より好きになるのを今日もまた実感しつつ、学校までの道のりを一緒に歩いていく。
授業中、ノートに彼の名前を書き続けること四時間。
百ページに渡る大作を書き上げた時、昼休みを告げるチャイムが鳴った。
待ちに待った昼休み。
いつもなら彼と学食に行くところだけど、今日はいつもとは一味も二味も違う。
机に下げられた鞄の中から、弁当を取り出す。
その数は二つ。それが意味することは一つ。
「男ォォォォォ!!! 飯食べるぞォォォォォ!!!」
しかし、教室に男の姿は無い。
「ん? どこ行ったァァァァァ!!!!!」

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