新10 1-
266:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 8/14 2:8:46.10 ID:+uwaaUcr0
男「女、おせえな・・・」
男は時計を見た。既に約束の時間から30分が過ぎている。
男(こんなこと今までなかった…けどな)
男はもう一度左右を確認するが、姿はない。
男「・・・まあ、あいつのことだから、そろそろおとこおおおおぉぉぉおおお、ごめんえええええとかって言って来るだろうさ」
男は館外のベンチに座り、ぼーっと待ち続けた。
(・・・・・・・・)
男「なんだってんだ」
あれから更に一時間たった。
一度女の家に電話をかけたが、誰も出なかった。
おそらく出た後なのだろう…そのときはそう思った。
男「・・・ちくしょう」
映画ももう、半分以上は終わっただろう。
男は少々イライラしていた。
男(あいつから誘ったのによ・・・もし来れないなら連絡ぐらい)
ふと、男の前に女性の足らしきものが見える。
男「おい、どれだけ遅れて・・・すんません」
それは女ではなく、映画館内に入ろうとしただけの女性だった。
女は男を一瞥したがすぐに館内に入っていった。
男は、更にイライラした。
男「はぁ・・・どうすっかな」
男は一度大きくため息をつき、
その場から離れることとした。

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