新10 1-
441:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 8/14 21:37:39.10 ID:+Ku5eKiHO
>439続き
…俺は冷たくなった女の手を握り、ただひたすら泣いていた。
委員会が終わる頃、俺の携帯が鳴り響いた。
「―男君!?女が―」
聞けば、女は交通事故に逢ったのだと言う。暴走トラックにはねられて病院に運び込まれた。
ずっと家の前で俺の帰りを待っていたらしい。
女母「救急車の中でね…"おとこ…ずっと一緒…に…"って…そのまま…女は……」
母親が泣きながら語る。
死ぬ瞬間まで俺のことしか考えてなかった女。
俺は…そんな女に今まで「好きだ」の一言すら言えなかった。
女は死ぬまでずっと愛してくれると言った。俺はそんな女の愛に甘えるばかりで、アイツに何もしてやれなかった。
男「…ずっと一緒にいようって……お前言ってたじゃねぇか……!!…どうして…どうして逝っちまうんだよ!!!!」
俺は…ただ泣き叫ぶことしかできなかった。

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