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205:Hello Again 〜5〜 8/16 20:56:39.75 ID:6vXId9Hf0
転校生「ねぇ、そこの君。いま暇?」
男「俺を呼んだのか?」
転校生「うん、そう」
男「あぁ、時間なら多少はある」
転校生「そう、なら話は早い。君さ、女ちゃんとどんな関係?」
男「女とは友人関係だ」
転校生「あそう。恋人じゃあないんだ」
男「中には勘違いする輩がいるようだが、違うな」
転校生「へぇ。僕には恋人のように見えるけどなぁー、違うのかー」
男「あぁ。それより、女の住所知っているか?」
転校生「え?僕?うん。そりゃもちろん!」
男「なら話が早い。この鞄を女の家まで送り届けてくれないか?」
転校生「・・・へぇ。ずいぶん余裕かましてくれるね。何?敵に塩を送ったつもり?」
男「敵?誰が敵だ?塩?誰に送るんだ?」
転校生「・・・ふーん。確かに、少し君は変わっているね。まぁいいや。
じゃあこの鞄は女の家に送り届けておくよ、僕が」
男「あぁ、助かる」
転校生「変な人だね君は。そんなに女ちゃんと関わりたくないならそう言えばいいのに」
男「何度も言っているつもりなんだがな」
転校生「あはは!君、すごく面白いよ!アハハハ!!」
男「そうか?」
転校生「うん、たぶん。僕が出会ってきた中で群を抜いて面白い!!」
男「そうか、よかったな」
転校生「!・・・」
転校生、そこでハッとした表情になる。
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