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61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 8/16 0:19:14.44 ID:VuYflm3J0
クール「結局、あなたはヒートさんと私、どっちが好きなの?」
男「その質問は無意味だ」
クール「では意味のある質問とは?」
男「そんなもの、あるわけがないさ。すべて無意味さ」
クール「そう。でも、私はあなたが好き」
男「一時の感情に流されているだけだ」
クール「そうかしら?なぜそう思うの?」
男「人の感情など不安定だからさ」
クール「あなたは、安定を望んでいるの?」
男「・・・そうだな。人の根底には安定した暮らしを誰もが望んでいるんじゃないかな」
クール「そうね。話が反れたわ」
男「うまく反らしたつもりだったんだがな」
クール「ずるい男ね、腹が立ってきたわ」
男「無表情で言われると、返って怖いな」
ヒート「男ぉぉぉぉぉぉオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!1」
クール「すごいわね。あの叫び。あんな遠くから聞こえてくるわ。いったいどこから出ているのかしら」
男「口からだろ」
ヒート「ワタシがぁぁぁぁ一番ンンンンお前を愛してるぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」
クール「私も真似しようかしら」
男「やめとけ。俺の鼓膜が破れる」
クール「時々、あなたにすべての感情を曝け出して当たる彼女が羨ましく思う時があるわ」
男「だがあいつと会話のキャッチボールが成立したことはない」
クール「そうして、二人の女を弄ぶのね。フフ、酷い男」
男「そんな気は毛頭ないんだがな」
クール「そう、だから私はあなたが好き。そして彼女も、ね」
ヒート「男ぉぉぉぉぉぉ!!!大好きだぁぁぁぁぁぁ!!!!」
男「やれやれ。つまりお前は俺が優柔不断だと言いたいんだな?」
クール「大変よくできました。花丸の代わりにキスしてあげる」
男「だが断る」
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