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252:Take on me 〜4〜 8/19 15:34:42.78 ID:xle5W2K80
女「(ビクッ!)え。こ、この声は・・・お父様!!」
父「女・・・ワシはお前をそんな風に育てた覚えはないぞ。はしたないから、今後二度とするな」
女「わ、わかりました・・・ごめんなさい、お父様」
男「申し訳ありません、旦那様」
女「お、男!?」
女の背後に、いつの間にか男が立って、頭を下げていた。
父「男・・・どうやらワシの娘はお前から悪い影響を受けているように思える」
男「申し訳ございません」
女「そ、そんなことない!」
父「だから声を張り上げるなと言っただろう」
女「ご、ごめんなさい・・・」
父「ふぅ、今日はお前にお見合い相手を連れてきた」
女「え!?」
父「その相手は、ワシの会社のお得意様でな。小さい頃にお前も一度会っている」
女「お、お父様。私、まだ・・・その・・・結婚をするには早いかと・・・」
父「わかっておる。今日はそこまで話はしない。ただ会って話すだけでいいんだ」
女「・・・お母様は、なんて?」
父「あいつには言っておらん。また口煩く言われては敵わんからな。だからここへも連れてきていない。
心配するな、挨拶程度だと向こうの方も言っていた」
女「で、ですが・・・」
父「それに、今ワシの会社はそのお得意様のおかげでここまで伸し上れたようなもの。ワシの言っている意味、わかるな?」
女「・・・はい」

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