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318:Take on me 〜7〜 8/20 0:5:43.07 ID:qZ+zvyw90
大変お待たせ致しました(本当は30分くらい前からいました)。先ほどの続きをどうぞ。
晩、女は食卓へとドレス姿で現れた。
女友「お嬢様、とてもお似合いですよ」
女「ありがとう」
父「おお、女よ。若い頃のあいつ・・・いやそれ以上に綺麗だ」
女「ありがとうございます、お父様」
???「本当に、綺麗ですね。思わず見惚れて何も考えられない程に」
女「あ!あなたは!!」
友人「さっきは一緒に遊んでくれてありがとう」
父「おや?さきほどどこかで会ったのかな?」
女「え、えぇ・・・あ、もしかしてお父様、それをご存知でしたね?!」
父「おやおや、なんの事かな?それよりもささ、立ち話もなんですし、みなさんどうぞ座ってください」
女「そういえばお父様、先ほどから男の姿が見えないのですが」
父「お、おお。男か・・・今、調理室で料理を作っていて手が離せないのだ」
女「そうですか・・・」
女は、誰よりも一番に男にドレス姿を見せたかったが、それが叶わず残念に思った。
父「それでは、今夜は心行くまで語り明かそうではないか。はっはっはっ」
様々な料理が女友によって運び出され、出された料理について話したり、その料理から発展して土地の話になったり、
話題には事欠かなかった。
しかし、その話題の中心は専ら父と友人であり、女は時々愛想笑いをして黙々と出された料理を食べていた。

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