新10 1-
350:夏休みのある日シーン8 8/20 1:22:12.79 ID:MNbS4beg0
男「(ドクンドクンドクン)・・・」
俺は体が硬直して、動けなかった。
正直、何がおきたのか、分かっていなかった。
薄いキャミソールから膨らむ程よい大きさのやわらかい胸に、顔がうずくまったことは分かった。
俺は、なぜか冷静に、こう呟いた。
男「・・・悪い」
俺は、女から離れようとし起き上がる。。
・・・あれ?と思った。
俺を抑えるものが存在する。少ししか起き上がれない。
俺は、女と、こぶし二つ分しか離れられなかった。
男「え・・・と」
俺は気が付いた。女だ。
女の腕が、俺の背に回されているのだ。
男「おい、どういうつも・・・」
俺は女の顔を見た。顔全体が赤く火照り、目には涙を浮かべている。
表情は、何かを我慢しているようにも見えた。
女「お、男・・・わ、私・・・」
男「・・・」
女が何をいいたいかは分かる。
・・・しかし、俺には、その答えを肯定する事は出来ない。
俺はまだ、この関係を壊したくないのだ。
たった一度の営みで、俺達の関係は劇的に変わる・・・男女の関係とはそういうものだ。
俺は、まだもう少しこのままでいたいと思っているのだ。
俺は、拒絶の言葉をかけようとした。

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