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352:夏休みのある日シーン9 8/20 1:36:26.64 ID:MNbS4beg0
女「男・・・さっき、聞いてたのか?」
男「・・・」
女の方から先に言われてしまった。俺は、口をつぐんだ。
女「男・・・私、何でもできるから、本当に!本当に何でも出来るんだよ・・・男のためなら、何でもだよ・・・」
男「・・・」
女は微笑んだ。
女「私は、男がどう思ってるか知りたいの。男の答えが知りたいの!ねえ、男おおお・・・もし、もしさっきのこと聞いてたなら・・・お願いだよおお・・・」
女は更に強く、俺を抱きしめる。
女「男の、したいようにしてほしい・・・私に対して、なんでもしていいから・・・私、何でも我慢できるから・・・痛くても、つらくても・・・」
女は、背に回していた腕を放し、地面に力なく倒す。
そして、女の目が、静かに閉じた。
男「・・・女」
女は必死に恥ずかしさを我慢しているように見える。
女の胸が上下に大きく浮き沈みしている。
・・・俺は、さっきまで考えていた言葉では、もはや彼女も、いや俺自身すらも、この状況を終わらせることに、納得できない事が分かった。
俺は、もう、何も考えられなかった。
目の前の彼女が、とても愛しくて愛しくて・・・愛しくて。
男「・・・女」
俺の右手が女の胸に触れる。
女「ん」
女がピクン、と身をはねらせる。
そして俺は、彼女の唇に、自らの唇を重ねようとした。
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