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826:Sweet pain 〜8〜 8/21 23:50:20.32 ID:JZh5R6Qe0
保「それがね、高校の時から少しずつそういうの控えていたらしいの。でも、それでも相変わらず好きだって
言ってたみたい。それにお互い高校生でしょ?付き合っちゃったりもする訳じゃない」
男「・・・・」
保「だけど、すぐに別れちゃうんだって。どうしてだと思う?」
男「わかりません」
保「『みーんな私の身体ばっか見て!誰も私を見てない!そんなの嫌だぁぁぁぁぁ!!キスもさせるかぁぁぁぁ!!!』
だってさ。付き合っても、そういう行為には及びたくないんだって。でも、男の子はそんなの知らない訳じゃない。
付き合っているんだから当たり前だって思う訳じゃない。それが、いつも別れるきっかけみたい。
そこに、あの不良を好きになった。好きになったきっかけはわからないわ。
でもそのせいであの子は・・・酷い暴力を受けることになった・・・それを知った私が彼を休学させたの」
保は、男に包帯を捲く手を休め、ため息を吐いた。
保「でも・・・必死に・・・抵抗したんでしょうね。あの子・・・」
男「・・・俺には、あいつが言ってる事と、やっている事が矛盾しているように思えます」
保「フフフ、あたしもそう思ってつっこんだことあるの。そしたらね・・・」
ガラッ。
保健室の扉が開いた。
そこには、俯いた女の姿があった。
保「あら?女ちゃん。まだ授業中じゃない?」
女「あ、あの・・・お腹が痛いって言って・・・」
保「そう・・」

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