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「男ォォォォォ!!! 何用だァァァァァ!!! 電話かけてくれて私は猛烈に嬉しいぞォォォォォ」
耳が非常に痛いが、気にせず彼女に聞いてみることにする。
「俺が小説書いてるの知ってるだろ? そのことについてなんだが……」
「よし分った!!! 今からそっちに行くぞォォォォォ」
「いや、来なくて……」
俺が最後まで言い終わる前に切りやがった。
しかもうちに来るとまで言ってやがる。
やっぱり電話をかける相手を間違ったか、と後悔しても仕方ない。
「おとこー! おんなちゃんよー!」
速すぎる!
いくら隣同士だからって、一分掛かってないのはどうなんだ?
「分った! 上がってもらって!」
そう答えるとすぐに、ドタドタとこちらへ向かってくる足音が聞こえる。
あいつが無作法なのは前からなので特に気にしない。

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