新10 1-
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「ありがとう。何とか書けそうだ」
「よっしゃァァァァァ!!! 私は嬉しいぞォォォォォ!!!」
「嬉しい?」
「男の役に立てて褒めてもらえたからなァァァァァ!!!」
普通なら思っても言わないことを、彼女は満面の笑みで素直に言う。
そんないつも通りのそんな言葉に心打たれてしまったのか、頭を撫でるなんて慣れない事をしてしまった。
「本当、ありがとうな」
慣れないことまで言ってしまったが、彼女の嬉しそうな顔を見れたので良しとしよう。
でも。
明日学校行きたくなくるのは勘弁なので、忠告だけはしておいた。
やっぱり行きたくなくなるだろうけど。
残っているものが丸分りのパンドラの箱にげんなりしながら、俺は弄られる覚悟を決めていた。
END

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