前 次 新10 1- 板 書
455:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 8/23 22:39:45.13 ID:elG2X8yu0
男「はー、さすがに怖かったなこのビデオ」
女「ここここ怖いなんてものじゃなかったぞおおぉぉぉ!!!!ぁぅぁぅ…」
男「んじゃ鑑賞会終わりな あー…今にもベッドの下から手が出てきそうだぜ」
女「何て変なモノを見せるんだァァァァ!!!気持ち悪いよぉぉぉぉぉ!!!」
男「ご近所が聴いたら誤解しそうな発言をするな」
夜
男はベッドに寝ながら、しかめっ面で天井を睨んでいた。
男「(…くそ、ちっと怖すぎたな…。10分しか眠ってない…。
静寂が不安を募らせてるんだ。ラジオでもかけてみよう)」
男は上体を起こし、ベッドから足を下ろした--
がしっ!
男「……え」
細く真っ白な手が物凄い力で男の足を握った。
男「…うっ」
手がふくらはぎを這って、上へとあがっていく…
その手が両腕を掴む。人ではありえない程の握力。
家には今、誰も居ないはずなのに…。
男は背筋を凍らして、恐怖で下を見る事もできなかった。
気味の悪い気配が、後頭部に、来た、と、思うと、
か細い声で
「…ワタシトイッショニ」
男「うわあああああああああああああ!!!!」
前 次 書
ir ver 1.0 beta2.2 (03/10/22)