新10 1-
101:1/11 8/28 4:15:02.16 ID:qAYeYgfG0
やっと退屈な授業が終わった放課後の教室。
ある生徒は部活に、ある生徒はゲーセンにと足早に教室を出て行く。
男は、自分の席で図書室で借りた歴史小説を読んでいた。
略17
102:2/11 8/28 4:19:32.54 ID:qAYeYgfG0
下校途中、女はついに耐え切れなくなり、袋の話題を持ち出した。
女「なあ、その袋は何だ?」
男「これか?これは―――」
男は何か言おうとして、言葉を飲み込んだ。
略17
103:3/11 8/28 4:23:39.61 ID:qAYeYgfG0
男は女を連れ添ったその先は、人気のない公園だった。
女「はっ、私たちの他に誰もいない!!こんなところに連れ込むとは!!!
男にそんな趣味があったなんて!!!でも男となら私は構わないぞおおお!!!」
略16
104:4/11 8/28 4:28:37.33 ID:qAYeYgfG0
女「男!!!この子犬、どうしたんだ!!?」
男「ん、雨の日に見つけた。
俺んちのマンションには連れて帰れないからとりあえずここに連れてきた」
略16
105:5/11 8/28 4:34:15.86 ID:qAYeYgfG0
女はくじけなかった。
何としても子犬と仲良くなる。それが今の目標だ。
女は、男と来る日も来る日も子犬の元へ行った。そしてその度に吠えられ、追われ続けた。
略18
106:6/11 8/28 4:39:23.11 ID:qAYeYgfG0
女は物陰に隠れて、公園内を覗いた。
そこには、わんわんと吠え続ける子犬と、不良が3人がいた。
傘は折られ、段ボールもボコボコにされ辛うじて箱の姿を留めている。
略19
107:7/11 8/28 4:46:08.77 ID:qAYeYgfG0
翌日。女はいつもよりニコニコしながら男と公園へ向かう。
女「子犬と仲良くなったぞ!!!」
男「ほう」
女「今日はそれを見せようと思う!!!」
略17
108:8/11 8/28 4:52:32.80 ID:qAYeYgfG0
夕暮れの公園は、薄暗かった。
公園の街灯はパワー不足か、付いたり消えたりを繰り返している。だから余計暗く感じた。
女「嘘だ・・・・・・!!」
略17
109:9/11 8/28 4:57:58.71 ID:qAYeYgfG0
男は女の腕を引き寄せて、抱きしめる。
男「わかってるならここはこらえろ。こらえるんだ。コイツのためにも。
憎しみは憎しみしか生まない」
略16
110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 8/28 5:0:54.96 ID:V9r2bsJp0
とりあえずまとめて投下しろなっ

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