新10 1-
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男は女を連れ添ったその先は、人気のない公園だった。
女「はっ、私たちの他に誰もいない!!こんなところに連れ込むとは!!!
男にそんな趣味があったなんて!!!でも男となら私は構わないぞおおお!!!」
男「お前はどんな妄想家だ」
女の暴走を諌めつつ、公園のある草むらの一角へと向かった。
そこには、餌入れと、段ボールと、その中にいる子犬がいた。
子犬は、まだ夏も終わってないのに毛布に包まってこちらを見ている。
雨よけだろうか、段ボールの上には傘が差されていて簡易犬小屋のようになっている。
女「わあ、かわい〜!!」
女は愛くるしい子犬の姿に、一般の女性のような反応をやっと垣間見せた。
いつもこんな一面ならいいのに。そんなことを思いながら、男は持っていたビニール袋に手をつっこんだ。
そして袋から取り出したドッグフードを子犬に見せる。
子犬は目を輝かせながら尻尾を振って、催促している。
男「待て!・・・・・・よし」
子犬は男の命令に従った後、はぐはぐとドッグフードを食べだした。
女は男と子犬の戯れる様子を、子犬に負けないくらいのキラキラとした目で眺めていた。

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