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216:11/11 教訓 色んな意味で慣れない事はするもんじゃない 8/28 21:26:00.41 ID:FLNUqFLa0
男【拝啓母上殿
やぁ。あれから数日が経過しました。お元気でしょうか。僕はそうでもないけど結構元気です。
つまるところ結構瀕死です。例の奴に毎日タックルをかまされております。その奴の他に友人が集まり
パーティを開いてくれました。何でも帰還記念だそうです。僕は奴らの脳内で殺されてました。
理由はともあれ事実仮にも死んでいたわけでしたから何も言えませんでしたが。先ほどから奴と形容する
女がひどく喜んでおりました。複雑な心境ですがこちらとしてもまぁ嬉しいわけです。これは他言無用で。
はてさて母上には痛く感謝しております。親父殿は元気でしょうか。そちらは涼しくてとても良い事です。
暑いです。こちらは死ぬほどの熱射と残暑と湿気です。正直太陽に死んでほしいです。毎日とても
苦しくてしようがございません。まぁそんな事はどうでもいいんです。前置きが異常に長くなりました。
しっかりと、母上の言葉胸に焼き付けました。僕は、大切なものを守るという結論に至りました。
いつかまた母上の所に行くことがあるのなら、次こそ良い知らせをもって馳せ参じます。それでは】
女「おう男!!手紙か!!誰宛だ?」
男「母親にな・・・」
女「え?だって男のお母さんは・・・その・・・」
男「届くんだよね、それが。」
女「・・・?・・・まぁいいや・・」
男「あまり勘繰らないのが賢明だな」
男「(母上・・・あんたの意思は遺伝子と共にしかと受け継いだからな・・・
死んでも大切な人を守り通す・・・それが俺の使命・・・)」
〜FIN〜
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