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128:Lost Memory 四話 8/30 17:14:10.43 ID:4iECGVkU0
それから数日がたった。
その間に女の記憶が戻ることはなかった。
もやもや感は何か胸に穴が開いた感じに変わっていた。
幸いなことに女に寄ってきた虫は女友が蹴散らしていた。
また、強引な奴は男友が殺虫剤をまいていた。
いや、待て何が幸いなことなんだろう?
まぁ、たまには見舞いに行っているわけで女母さんも喜んでいた。
未来の息子だわとか言っていたのは気にしない。
また、女がどうして私のところに?といったが答えられなかった。
〜土曜日
家にいてもなんとなく胸に穴が開いた感じがするので気晴らしに出かけることにした。
出かけた先で女に会った。どうも一人で出かけているらしい。
いつものように叫ばれることはないので俺は俺で歩いている。
はて、だが見たことあるような奴が女の周りにいる気がする。
なんとなく不快だ。
む、何か話しかけている。
仕方ない、こっそり近くへと。
勘違いするな、男女友がいないから仕方なくだ。
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