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132:Lost Memory 七話 8/30 17:22:17.21 ID:4iECGVkU0
in女の家
女「スースー」
あの後女は病院へと運ばれた。
倒れた原因は記憶が無理に蘇りかけた際の精神錯乱と精神的ショックだそうだ。
何がその引き金となったかはわからないといっていた。
だが、俺にはわかる。
間違いなく俺の言葉が原因だ。
俺が女を傷つけてしまった。
俺が言わなければ、すぐに去っていればこんなことには。
女をこれ以上傷つけないために俺に何ができる?
チッいったん帰るか。
そういえば、あさっては女の誕生日だったか。
男「お邪魔しました」
女母「あら、もういいの?ひとつだけ言いたいことがあるけどいいかしら?」
男「なんでしょう?」
女母「あなたがどんな決断しようとも私は何も言わないわ。あのこのことを本当に思った決断をしなさい。」
男「はい」
女母「後、合鍵かしておくね。今日の夜から出かけるから。いずれ返してくれればいいから」
〜日曜日昼in男の家
結局何が女のためになるのか。
記憶が戻れば女と共にいること。
だが、記憶が戻らないうちは共にいることは・・・
ならば、深くかかわる前に目の前から去るか・・・
それが今の女のためになるのなら。
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