新10 1-
593:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 9/3 19:12:53.45 ID:NUYScEaKO
ガタンゴトン
電車に揺られる男。
男「…(せっかくの休日なのに何故こんな目に…)」
男は久しぶりに私的な用事で電車に乗っていた。
だがその電車はかなり人が多く、居心地が悪い。
男「…(ちょっ、押すんじゃねぇよ、ババア!)」
車掌「次は〜○○、○○に停車いたします」
男「…(ダメだ。この駅は大勢降りるが大勢乗ってくる…)」
プシュ〜ザワザワ
男「…(ほらな……せめて汗臭いおっさんと化粧臭いおばさんが来ないことを祈ろう……)」
車掌「ドア閉まりーます」プシュ…ガシッ
男「(誰だ?駆け込み乗車は危ないからやめ……って女っ!?)」
駆け込み乗車をしてきたのは女だった…
男「…(まずいっ!こんなところで見付かって騒がれたら……)」
男は幸い入り口と反対側のドア付近だったため女に見付かることはなさそうだった。
ガタンゴトン
電車は相変わらずキツイが一定の速度を保っている。
男「…(ん〜。女の奴も黙ってることはできるんだな。てか私服かわいいな…なんてね)」
男は女の方を見た。
続く……

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