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331:すべての夜とすべての朝にタンバリンを鳴らすのだ 〜8〜 9/6 23:4:16.45 ID:6aPmNYtu0
女友の弁当は茶色と黒の色しかなかった。
女友「慰めはいらないわ」
男「あ、ご、ごめん!そんなつもりで言った訳じゃないんだ!ほら、なんていうか言葉のアヤだよ」
男友「まぁ料理は形であるのと同時に味でもあるさ。では、いただきます」
男友は、たまご焼きと思わしき物を口の中へと運んだ。
男友「・・・!!!」
女友「ど、どう?」
男「どうだ?うまいか?」
男友「み、みみみ・・・!!!!」
男「ミミミ?みがどうした?」
男友「水!水くれ!!茶でもいい!!」
男「お、おう」
男友は、ペットボトルのお茶を一気に飲み干した。
男友「ッカァァァアアアア!!!」
男「ど、どうしたんだよ?」
男友「・・・まぁ、そうだな・・・ふむ。うーんとだな・・・」
女友「ごめんね。あたし、うまく料理できないの」
男「い、いや!ほら、あれだよ!!料理なんてさ、腹の中はいったらみんな同じさッ!!
だからそんなに気にすることないって!!ね?女さんもそう思うだろ?」
女「いや、これは明らかに己の技術不足が招いた結果でしょ」
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