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451:1/10 9/7 16:8:37.24 ID:NOao6LIq0
九月一日。長い長い夏休みが終わり、二学期が始まった。
生徒の大多数は、まだ夏休みが終わったという実感が沸いていない。
なぜなら始業式の翌日は土曜日。つまり夏休みは実質まだ終わってないと言える。
もちろん、この人物も夏休み気分はまだ取れないわけで。
女「男おおおお!!! 週末どこかへ行かないか!!?」
男「断る」
女「な、なぜだああああ!!?」
男「どっかのバカが遊び呆けすぎてほとんど宿題を終わらせて無いから」
男の視線と言葉が女にピンポイントで突き刺さる。
女「ぐっ・・・!! で、でも遊び呆けていたのは男もだろ!!?」
男「だが俺はきちんと宿題をやっている」
女「それなら話は早い、宿題を見せt 男「断る」
男は、矢継ぎ早に女をまくし立てる。
男「俺は貴重な勉強時間を割いた。それでも最低限、宿題をする時間は作れた。
この夏、俺と行動していたお前に同じ事が出来なかったはずが無い」
女「う、うう・・・。夏休み最後の思い出を作ろうと思ったのに・・・」
しょんぼりする女に、男はため息をついた。
男「まあ俺も鬼じゃない。明日までに宿題を終わらせたなら日曜日はどこへでも行こう」
周りから見れば十分鬼である。
が、女は燃えていた。この夏、最後のデートのために。
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