新10 1-
462:9/10 9/7 16:19:18.59 ID:NOao6LIq0
女が目を覚ましたのは、男の背中の上だった。
辺りはすっかり暗くなっていた。
女「あれ? 確か男と観覧車乗ってたはずだが!?」
男「やっと起きたか。そこでお前が爆睡し始めた」
女「じゃあ男が私に愛の告白をしたのは夢だったのかあああああ!!!?」
男「それは未来永劫夢だな。ってか目が覚めたんなら降りろ」
女「む〜、断る!!!」
結局、男が折れておんぶ状態は続いた。
女「男ぉ・・・」
男「どうした?」
女「・・・迷惑かけてごめん」
男「ったく、謝るんなら今度から徹夜なんかせずに宿題は早く終わらせろ」
女「・・・ごめんなさい」
男「明日から学校始まるんだ。お前がいないと調子狂うから帰ったら早く寝ろ」
女「男ぉ・・・!!!」
男「まあ、今日はなんだかんだで楽しかったしな」
女「本当か!!? 男は優しいやつだあああ!!!」
男「おい、やめ、首が絞まる」
この夏、最後の思い出の1ページが刻まれた。

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