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50:Tandem speed 〜7/7〜 9/5 22:20:57.85 ID:GCYXlrw90
男「答えられない」
女「どっちだぁぁぁぁ!!!!!」
男「では訊くが、好きとか嫌いとか、そんなに重要なことか?」
女「もちろん!一番大事だ!!」
男「明日とは言わず、この先1年後も俺の事を好きでいられるか?」
女「おう!当たり前だ!!」
男「それはどうしてわかる?」
女「それは愛ゆえだ!!」
男「答えになってないな。俺が聞いているのは、どうしてこの先俺の事を好きだと証明できるかということだ」
女「・・・ん?ダメか?」
男「ダメだ」
女「そっか・・・なんか、寂しいぞ」
男「・・・お前の気持ちはただの一時の感情だ。いずれは冷める」
女「それは、どうしてわかる?」
男「・・・なるほどな。俺のも証明できないな」
女「えへへ、おあいこー」
男「そうだな。もうこんな会話はやめだ。くだらない」
女「え?ちょ、ちょっと!私は男の気持ちが知りたいぞ!!」
男「正直に話すと、俺はお前の事が好きか嫌いかわからない。考えたことがない」
女「なんだそりゃあああああ!!!」
男「だがな、きっとこの先長い付き合いになるとは思っている。というか、感じている。この答えじゃ不満か?」
女「えっと・・・う〜んと・・・ま、いっか。男ぉぉ!!ずっと一緒にいよぉぉぉぉおおおお!!!!」
男「そうだな。そうなれたらいいな」
男と女は二人、教室へ戻っていった。
女は男の腕にしがみ付こうとしたが、軽くあしらわれた。

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