新10 1-
845:お気に召すまま      〜10/18〜 9/15 1:8:48.57 ID:M0CojTeU0
男「これが、良いニュース?」
男友「あぁ、選挙の武器になるんじゃないか?」
男「武器?これが?」
男友「考えてもみろ、この施設はうちの学校の隣だ。よって交流も深い。そしてその象徴とも言えることを女ちゃんはああして福祉のお手伝いをしている。
しまったな、カメラでも持ってきて証拠写真を撮っておくべきだったな。あ、携帯のカメラでもいいか」
男「やめようぜ」
男友「・・・何が?」
男「や、なんていうかさ・・・あいつはそんな風にこれを使われることを望んでいないと思う」
男友「思う、思わないの問題か?それなら本人に直接聞けばいいことだろ。なんなら俺が今から聞いてこようか?」
男「そもそも、女は訪問演説の時にこの施設との交流を一度も口に出さなかった。そういう風に捉えられるのが嫌だったんじゃないかと思うんだ」
男友「・・・言いたいことはわかるがな。お前は、女ちゃんを勝たせたくないのか?」
男「初めは絶対負けると思っていたけど、なんだか今は・・・わからない」
男友「・・・そうか、すまんな。余計な事をしようとして」
男「や、お前は別に謝ることはしていないよ」
男友「男・・・やっぱりお前と俺はマイフレンドフォーエバーだな」
男「意味がわからないよ」
男友「はは、そうだな」
しばらくその場で男と男友は、女が一生懸命介護の手伝いをしているのを見ていた。
選挙前日。
全校生徒が体育館に集まり、生徒会長候補者による最終弁論大会が始まった。
優等生「異議あり!その思念は生徒に悪影響を及ぼします!!」

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