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883:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 9/15 4:2:04.02 ID:snF61AsY0
静かな教室にチョークの音が響く
−カッ、カカッ−
女「…ッ」
−カッ…−
黒板には俺の名前と女の名前、その下には正の文字がきっちり35人分
女「フゥッ」
女がザッとこちらを振り向く、教室は静かなものだ
女「…と、言うわけで。ここ1-Aの委員長・副委員長は私と男に決定した
意義のある者は前に出てくれ」
一同「……」
まったくの無反応、いや異議が無いと言う事なのか
女「無いようだな、ならば…スゥッ…
私と男でこのクラスを引っ張ってやる!!!皆付いて来い!!!!!」
一同「ウォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!」
教室から雄叫びの様な叫びが上がる、何なんだろうこの一体感は
女「男!やったぞ、皆私と男を認めてくれたんだ!!幸せになろう!!!」
男「……」
女「出会って分かった、私は男と結ばれる為に生まれてきたのだと!!」
男「……」
女「なにっ、出会って一日だろうと愛に時間は関係ないっ!!!
一緒に幸せになろう!!!」
男(そう思うなら、まずこの猿ぐつわとロープを外してくれ…)
男と女、入学式初日の出来事であった…
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