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18:秋雨と台風〜3 9/15 21:20:03.67 ID:0Missr+M0
男「で。何が何でもお前はお出かけがしたいと」
女「その通りだぁぁぁっ!」
男「で、俺は強制連行と」
女「バカを言うな、お付き合いに決まっているだろぉ!」
男「実に面倒くさいな」
女「なぜそんなに気怠げ!?いつにもまして冷たいぞ男ぉぉ!!」
男「だって雨だし。台風来るし」
女「そんなものが、私と男の愛の障害となりえるものかぁぁぁッ!!」
男「……ったく」
こう言ってるときは絶対退かないのが女なのだ。まぁ……悪い気はしないし。
男「仕方ないな。あまり行きたくはないが……映画でも行くか」
まわりの人が迷惑するし心臓に悪いので。
女「おお!?久しぶりだなぁ!!」
男「ただし条件が三つ。泣くな。騒ぐな。吼えるな。いいな」
女「む……困難だが、望むところだぁぁっ!うおおっ、燃えてきたァァァァ!!」
映画を見るのに燃える消えるももなかろうに、と思いつつ。
飛び跳ねんばかりに喜ぶ彼女を、微笑ましいな、とか思えてしまう自分に内心嘆息していた。
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