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286:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 9/18 3:14:41.12 ID:iNB1m3690
>276 2つめをいただく
−昼休み−
女友「女ってさあ」
女「何?」
女友「男君のこと好きなのはいいんだけどね、ちょっと押しすぎじゃないの?」
女「……押すと、よくないのか?」
女友「まあ、あの、よくないっていうか、引いてみるのもひとつの手ってこと」
女「引くって、何だ?」
女友「あんたのことだからそう言うと思ったわよ。はい、これ」
女「『女らしく振舞う75のテクニック』……何だこれ?」
女友「あんたに一番足りないもの」
女「本、読みたくない……」
女友「あ、そう。残念ね。それ、男君がその気になる方法書いてるんだけど」
女「これで男が私のものになるのか!」
女友「あー、平たく言えばそうね……」
女「よーしよーしよーしよーし! 女友、私もう帰る! 見てろよぉぉぉ! 男おおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
女友「ちょ、ちょっと! ……あ……行っちゃった………」
−放課後−
男友「結局、女ちゃん何で早退したの?」
女友「え、あ、ああ、何でだろ、あははは……」
男「どうせまた何か企んでるんだろう」
女友「失礼ね。でも女がいないから寂しいでしょう?」
男「静かで助かる」
女友「あら、照れてるの?」
男「悪いが本音だ」
女友「あ、そう。明日が楽しみー」
男友「明日?」
女友「あ、いや、何でもないの。こっちのこと」
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