新10 1-
193:ふたりの未来〜11 9/19 1:40:33.70 ID:YbihP0dV0
女「……っ」
再び向き合った女の顔は、真っ赤に染まっていた……おそらく俺も似たようなものだろう。
女「えへへ……」
彼女はその心のままの笑顔を浮かべ、再び俺に抱きついてきた。
女「……男ぉ」
男「なんだ?」
一瞬だけ目を伏せた女が、大きく息を吸う気配。そして――
女「とりあえず同棲からかぁ!?うぉぉぉぉ、想像しただけでも燃えて来たぞぉぉぉぉ!!!」
男「……っ」
思わず噴き出してしまっていた。コイツは。本当に……
男「ああ。もうなんでも好きにしろ」
女「いいのか!?いいんだな!!!うおっしゃぁぁぁぁッ!!!」
これからも、コイツが相手では騒々しく暑苦しい日々が続くだろう。だけど――それもいい。
女「そうと決まれば、急ぐぞぉぉ!さぁ!!私と男の愛の巣(予定)へ案内しろぉぉぉッ!!」
男「狭ッ苦しいとこだがな――」
さぁ行こう。この永久に冷めえぬ熱い想いを胸に抱いて。
君とならいつまでも笑い合えると信じてるから。
桜舞い散る季節の中で。俺は再び、彼女との日々を歩み出した――


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