新10 1-
290:学園祭〜4 9/19 14:51:32.10 ID:fe0WwBHg0
チラシに指定されていた会場は体育館。女と女友が着いた時には既に、結構な人数が集まってきていた。
女友「ひょっとして……いや、まさかねぇ……」
女「……感じる」
女友「……へ」
女「感じるぞぉぉぉ!!この気配はぁぁ!!」
そして照明が落ち、幕があがり――女の視線はドラムのところに居る男子生徒に釘付けになっていた。
女「お、おとむぐぅぅぅ〜〜〜!!」
女友「はいはい、今は静かにね〜……それにしても、見事に見知った顔ね……」
そして、MCが始まった。
男友「皆ぁ、来てくれてありがとぉ〜ッ!!」
ステージに立った男友は、まるで気負うところなくいつもどおりのへらっとした笑みを浮かべていた。
男友「まずはメンバー紹介だ!!ボーカルは俺、『コスプレじゃない!!巫女装束は神聖不可侵!!』男友!ドラム、『拒絶!スルー!極寒ツンデレ』男!」
男「……#(ぺこり)」
男友「ベースギターは『巫女さんは俺の趣味、格好など気にするなぁッ!!』男妹!!」
巫女装束にギターを構えた妹が照れくさそうに頭を下げると、観客席からひときわ黄色い悲鳴が上がった。
男友「ギターは特別ゲストぉ!!『実は万能!?』美容師さんだぁぁぁッ!!」
美容師「場違いッスかwwwサーセンwwwwwww」

ir ver 1.0 beta2.2 (03/10/22)