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【私達の夏は】素直ヒート【終わらない!】

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 20:01:55.56 ID:bsaf3oJ70
【夏は終わっても】素直ヒート【まだまだ熱い!】
http://ex16.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1156605994/

素直ヒート まとめ @wiki
ttp://www4.atwiki.jp/sunaoheat/

素直ヒート@ニュー速VIP スキマ産業的まとめ
ttp://sincere2005.web.fc2.com/heat/

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>>950は熱いスレタイで熱いスレ立てよろしく!

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 21:19:08.76 ID:g4YbbJsh0
女「男おおおおおおおお!!!!!!」
男「やったぜあと3秒でできあがりだったカップメンが無残にも宙を舞い床に叩き付けられた」
女「そんなものは時の運!第一夜からカップメンとは何事だ!!!健康のアレを考えろおおお!!!!!」
男「お前の細菌兵器食すより遥かに健康的だとは思うが」
女「知っているか?細菌は腹にいいんだぞ!!乳酸菌とか善玉菌とかイースト菌とか・・・」
男「お前のはそれ以外のとそれが致死量含まれている」
女「大丈夫だって言っているのだああ!!!ほら食ってみろ!!!」
男「つ・・・作ってきてやがる・・・」


男「拝啓母上殿・・・そちらの世界の様子はいかがですか?
   ぼくはもう間もなくそちらに旅立つ事になりそうです
   せめて嫁さんが欲しかったのですがもはや後の祭r
女「失礼な祈りをするなああああ!!!!!!それに嫁が欲しいならわわわわ私を嫁に迎えればいいだろう!!」
男「サンサルバドル語でおk」
女「流すなああああ!!!!!」
男「・・・(ゴクリ)・・・・・・・・・ぱく・・・・」
女「ど・・・どうだ・・・?」
男「自分で大丈夫とか言ってそんな聞き方するなよ・・・・・・うっ!!!」
女「・・・・?!男おおお!!!!無事か!!!!!」
男「遺憾ながら心配ない喉に痞えただけだ」
女「ベタすぎだろおお!!!!で、味はどうだ味は?!」
男「最高級にまずすぎで絶賛の言葉が見当たらない 核兵器級だな」
女「ちくしょおおおおこれでもだめかああああああああああああ」

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 21:20:21.69 ID:g4YbbJsh0
>>10横から拝借

*「えー、○年代表女さん、今学期の抱負発表をお願いします」
女「いよおおおおおおっしゃあああああ任せろおおおおおおおおおお!!!!!」
男「何でお前が選ばれてやがる」
女「まぁ色々あったんだ気にするな!!」

女「えー・・・オホン!係りの者ォ!マイクロフォンはどこだあああああああ!!!!!」
*「いえ要らないと思いまして・・・」
女「独断と偏見で人を判断するんじゃぁないっ!!!!!早く持ってこおい!!!!」
*「いえそれでは全校生徒の鼓膜が・・・」
女「ええいまどろっこしい!!!マイク無しでいいわぁああああ!!!!」
*「は、はぁ・・・」

女「ええよぉくきけえ愚民どもおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」
女「今年・・・じゃなかった今のなし今の無し今学期の目標を三つ制定したあああ!!!!!」
女「ひとぉつ!!!勉学と運動に勤しみつつ恋愛に全神経を注ぐうううう!!!!!!」
女「ふたぁつ!!!壁を走るなああああああああアアア!!!!!!!」
男「目標じゃねぇし壁を走れるような奇特な人間g」
女「ラストォおおおお!!!男おおおおお!!!!!愛してるぞおおおおおおおおおお!!!!!!」
男「・・・」
男友「(あららん・・・やっちゃった・・・)」
女「以上終わり!!!皆のもの良い正月を!!!!」
女友「(色々と突っ込みたいけど今の空気は・・・)」


女「私が悪かったああああ!!!でも言っておきたかったんだあああああ!!!!!!」
男「俺の生命活動に置いて一切の関係を断絶する」
女「ごめんってばあああああああ!!!!!」

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 21:21:20.87 ID:22EGaEkE0
サンサルバドル語なんてねーよww

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 21:22:50.71 ID:g4YbbJsh0
男「お邪魔しますね」
女姉「あらいらっしゃい」
男「あいつが学校にノートを置いたまま帰宅したようなので届けに来ましたそれ以上でもそれ以下でもありません」
女姉「うふふ♪今呼ぶから待っててね」
男「いやホントにいいんで帰りますそれじゃガン
男「あいたたたた!!・・・い、いつの間にシャッターが・・・」
女「呼んだか姉さん!!・・・て男おおおお!!!!!!どうしたあああああ!!!」
男「いやノート忘れてたから」
女「あ、ありがたい!!!このノートは一生とって置く!!!!」
男「やめろ気持ち悪い」
男「それで、帰りたいんですが」
女姉「あれ?君は何しに来たのかな?」
男「いやノート届けに来ただけなんですが」
女姉「それだけで帰れるとでも思っているの?可愛い子・・・」
女「ね、姉さん・・・?」

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 21:24:18.38 ID:Ekdmi3Ol0
俺より遥かに上手いしwww 俺イラネ。

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 21:25:31.47 ID:ba9nJfiKO
wktk

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 21:26:04.86 ID:77gWNrTOO
>>30
何をいう。いくら連続投下爆撃神のクォリティーがスゴくてもそれがお前がイラナイという理由にはならない。

33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 21:26:20.44 ID:Ekdmi3Ol0
男「ひ、酷い目にあった」
女「男っ! どこ行ってたんだよっ!! 心配したじゃないかぁ!!!」
男「うおっ!? 抱きつくなっ! それに、誰のせいだと思ってる?」
女「……あたし?」
男「exactly」
女「い、いぐざくとり? どんな鳥なんだ?」
男「いや、英語だから」
女「え、英語は分からん!!」
男「俺がどんだけ教えてもダメだったよな」
女「い、いざと言うときは言語なんて必要無い! 体で表現すれば伝わる!!」
男「じゃあお前が思ってることを俺に伝えてみろ」
女「…………」
男「ほれ、どうした」
女「どうなってもしらんぞぉ!!」

五分後

男「(げっそり)」
女「どうだ、私の想いは伝わったか!?」

いろんな意味でもう駄目です。本当にありがとうございました。

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 21:27:07.57 ID:g4YbbJsh0
女「男おおおお!!!私たちの夏休みが終わってしまううううう!!!!!!!!」
男「一文余計な部分があるが」
女「そこで!!思い出作りに何かしようじゃないか!!!」
男「やだ」
女「つれない奴だ!!・・・ん?つれない・・・そうだ釣りにでも行こう!!」
男「やだ」
女「じゃあなんだ?室内で何かしよう!!!!!」
男「やだ」
女「それじゃ思い出作りというくらいだから何か作ろう!!!!!!」
男「ヤダ」
女「むぅぅ・・・そそそそれじゃあ比喩的表現的に言ってここここ子作りでも・・・」
男「やだ」
女「男!!!否定しっぱなしじゃないか!!!何か他にやりたい事でもあるのか!!!!!」
男「寝たい」
女「わ、私とか?!」
男「やだ」

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 21:31:16.13 ID:45UUG1LR0
女「男おおおおぉ!!!SSが書けないんだっ!!」
男「ふむ…?どうした スランプか
女「いや…今更に何を書けばいいかわからないんだ」
男「俺とお前の話ばかり書かれすぎたからじゃないか?
  一旦離れて他のキャラで書けばいいじゃないかと思うが」
女「そんなぁぁ!!!私は男との燃え上がる様な恋愛SSを
  書きたいのに!!余所者など認めんっ!断じて認めん!!」
男「それならたまには過去の作品でも読み返してみろよ」
女「はうっ!!!!!そうかぁぁぁ!!私と男の愛の軌s…」
男「黙れ喉を潰すぞ。…それらを読んで何かを吸収してから
  書いてもまた新しい物が書けるようになるんじゃないか?」
女「じゃあ早速そうしてみるぞおおぉぉぉ・・(フェードアウト)」

男「…やっと静かになった。しばらく読んでてくれればいいがな」

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 21:31:19.06 ID:g4YbbJsh0
男「・・・」
女「こんな部屋に閉じこもって格ゲーなんてしてないで外へでろおおおおお!!!!!!」
男「お前が外に出ろ」
女「いいか?!31日まで残り少ない!!宿題は諦めた!!」
俺「俺も俺も」
男「貴様は帰って砕け散れ 親が可哀相だ」
女「というわけで遊ぶぞお!!!!!」
男「俺の人権を完全否定した行動は控えろ」
女「やだやだああ!!遊ぼうよぉーーーー!!!!」
男「ガキですか」
女「もうなんといわれてもいい!!!あそびたい!!遊びたいいい!!!」
男「じゃあここにあるスーパーボール拾えたらいいよ」
女「よぉし!言ったな!来い!!!」
男「ほい」
女「うぬう!こなくそ!!!!と、とれん!」
男「ハイ次」
女「・・・あっちくしょお!取れない!」
男「おら」
女「うわああん!!とれないぃぃぃ!!早く次を投げろおおお!!!(涙目)」
男「(楽しいなこれ)」

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 21:35:58.99 ID:77gWNrTOO
>>35
>一旦離れて他のキャラで書けばいいじゃないかと思うが


女友「よぉし……!!!ついにあたしのでば
女友妹「はいはいいいコだからこっち来ておとなしく縛られてなさい」
女友「ハイ………」

38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 21:40:13.89 ID:g4YbbJsh0
男「腹痛と頭痛と腰痛と歯痛が痛い」
女「痛がゲシュタルト崩壊した!!!」
男「随分と許容量の少ないおつむだな」
女「どうしたんだそんな一気に苦痛に襲われて!!」
男「お前の料理のせいだと思う」
女「ほらみろぉ!!すぐに人のせいだ!!!」
男「誰がどの角度から見ても9割9分お前のせいと言う事実に揺るぎは無い」
女「くっ・・・男が喜んで食べてくれた事が無いから次の料理に自身が入らないんだよぉ・・・」
男「だってまずいもん」
女「フォローしろよおおおお!!!!畜生こうなったら旨いと言うまで食べさせてやるうううう!!!!!!」
男「旨い」
女「駄目だ!!!!強制い!!!!!!」

男「拝啓母上殿
  15秒ほど前美しい花園が脳裏を過ぎりました
  そう言えば今日は13日の金曜日でs
女「そういう発言はやめろおおおおお!!!!ハイ次い!!!!」

男「拝啓母上殿
  32秒ほど前に渡し舟が鮮明な映像と共に僕の脳に焼きつきました
  豆知識ですが三途の川の渡し賃は江戸時代から3文でありチープにあの世へいけるという
女「そんな知識はいらねえええええ!!!!!ハイ次ィ!!!!!」
男「本気で殺す気?ねぇ?」

39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 21:47:26.14 ID:g4YbbJsh0
女「〜♪」
男「邪魔するぜ」
女「きゃあああああああああああああああ!!!!!!ここ風呂おおおおおおおおおおおお!!!!!」
男「俺の家にシャーペン忘れてったぞ」
女「お前はのび太かああああああああアアア!!!!!」
男「大丈夫お前の肢体を見たところで俺の体と心境になんら変化は無ごふっ!!」
女「帰れ帰れええええ!!男の馬鹿あああああああ!!!!」
男「わぁったかえるからシャンプーとリンスとコンディショナーと石鹸とタイルと桶とイスと洗顔フォームと熱湯と窓とシャワーと蛇口とバスタブ投げるのやめて」


女「うぅぅ〜・・・///」
男「いや悪かった 俺が悪かったけど俺も生きてるのが不思議なくらい負傷してるからその辺の考慮をば」
女「いきなり風呂中に入ってくるアホがいるかああ!!!男のえっち!!!!!///」
男「いや俺が悪かったのは万事把握してるが俺も生きてるのが不思議なくらい負傷してるからその辺の考慮をば」
女「風呂でてから渡してくれればよかったのに・・・(男に体見られた・・・ショックだぁあ・・・・)」
男「いや女姉さんに色々やられると嫌だし俺も生きてるのが不思議なくらい負傷してるからその辺の考慮をば」
女「きちんと謝罪しろおおおおおおお!!!!!!さもなくば今日罰として一緒に寝ろおおおおおお!!!!!!」
男「女様誠に申し訳ございませんでしたもう二度と致しません戒めなら何なりと受け付けます」
女「そうすっぱり謝らないで一緒に寝るって選択肢を考慮に入れろおおおおおおおおおお!!!!!!!!」

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 21:48:15.56 ID:Ekdmi3Ol0
男「いろいろあったが、ようやく始業式始まった……早く終われ帰って寝たい」
女「子守唄なら任せろ!!」
男「お前に子守唄を頼むのはテスト前日だけだ」
女「それは私の歌が活力源になるって事か!? うぉおおお、萌えてきたー!!」
男「漢字違う! 皆見てるし次校長の話だから!!」
女「いや、いつも皆聞いてないし、いいじゃん。いちゃいちゃしようぜー!!!」
校長「いいぞ、もっとやれ(棒読み)」
男「ちょ、校長煽るなノリよすg」
女「いちゃいちゃするぜー!!!」

三分後

校長「以上で話を終わりにします。誰も聞いて無かったろうけどね」
男「(げっそり)……もうお嫁にいけない」
女「心配するな! 私が既に貰ってるから!!」

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 21:50:32.60 ID:Ekdmi3Ol0
飯食ってくる。。。帰ってこないかもしれんねw

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 21:52:28.46 ID:g4YbbJsh0
男「ううう・・・」
女「(お、男が泣いている!!!!何事だ!!!)」
女「男!どうした!!何があった!!!!!」
男「・・・ん?ああ・・・ちょっと映画見て感動してな・・・」
女「お、男が感動するほどの映画とは・・・なんだ?」
【くまのプーさん】
女「うそォ!!!!!!」


女「あ、あのぉ・・・全然泣けないんだが・・・」
男「眼科で涙腺チェックしてもらって来い・・・うおおおお」
女「男が行けよおおお!!!!!!」
男「ちなみにプーさんの本名は『サンダース』・・・家の表札に書いてある・・・プーさんはあだ名だ」
女「しらねえええええ!!!おい中の人ォ!!!!!お前これが書きたかっただけだろ!!おい!!!!!!」

43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 21:53:08.01 ID:45UUG1LR0
女「…」
男「…今日はやけに静かだな」
女「…男ぉ おはよ…」
男「また生理か?」
女「生ッ…!むぐっ…むうううぅ!」
男「これは本気で俺の名誉にかかわるから叫ぶな」
女友「おはよー。あ、女ちゃん、まだ便秘治ってないの?大丈夫?」
女「あああ!!私が便秘気味って事を堂々とばらすなああああ!!」
男「…だから叫んだらもっと広くにばれるだろ…」

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 22:01:59.67 ID:g4YbbJsh0
男「眠い」
女「そうだな眠いな!!」
私「じゃあ寝ろよ」
女「それもそうだ!!どうだ?一緒に寝るか?」
私「ああ じゃそうするか」
女「えええええ?!ほほほほ本気か・・・・!?」
私「え・・・嫌か?」
女「いやいや全然!!じゃじゃじゃあいいい一緒に寝るとしよう!!」
私「変な奴だな・・・」
女「(ドキドキ・・・)」
男「飽きたら帰ってくれ」

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 22:09:24.15 ID:WOcLX2el0
女「おとこぉおおおおおお、私と一緒にひと夏のアバンチュールとしゃれ込もうではないかぁぁあ!!!」
男「却下だ」
女「くぅぅぅうう、そのつれない態度に私は愛しさと切なさとちょっぴりの心強さを覚えてなんだが俺より強い奴に会いに行ったりしたくなるぞぉおおおお!!!」
男「一人で行け」

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 22:10:03.72 ID:hmZLarJJO
ワフールワフール

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 22:26:06.19 ID:MkHfPM4eO
保守!

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 22:40:49.45 ID:77gWNrTOO


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 22:51:20.59 ID:pmfNMht1O
保守保守保守保守保守保守保守ゥ!!

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 23:04:44.91 ID:MkHfPM4eO
それにしても保守である。

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 23:07:41.19 ID:B/fXspUI0
初投下。

女「男ぉぉおお!!!何してるんだぁぁああ!!」
男「ギルティギア」
女「私にもやらせろぉぉおお!!!」
男「じゃお前ソルな」
女「なぜ決めつけるんだ!!」
男「それしか使いそうにないだろ」


女「うおおお!!死ねぇえええ!!」
男「予想していたがすさまじいな」
女「ドラゴンッインストール!!!」

ゴォォォ!!

男「うわっリアルでドラゴンインストールを」
女「ヴォルカニックヴァイパーァァアァ!!」

ゴゴゴゴ!!!




女姉「女〜?男君の家がすごいことなってるみたいだけど、どうして?」

女「坊やだからさ」



52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 23:25:11.11 ID:MkHfPM4eO
保守

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 23:28:41.57 ID:B/fXspUI0

女「男ぉぉおおお!!読書かぁぁあああ!!」
男「ああ」
女「そんなことよりこの私とあそb・・・って ん?」

   「良き人間関係の作り方」

女「男ぉぉおお!!!そこまでして私のことをおもt」
男「それは今読んでるページを見てから言うんだな」

   バシッ

  「どうしても人間関係が難しい相手の場合は、関わらないのも手かもしれません」

女「これがどうしたぁぁあああ!!」
男「しまった、これが通じるような相手じゃなかった」

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 23:37:55.22 ID:B/fXspUI0

男「ぐぅぐぅ・・・」

  ガシャーン!

男「!!どうした、泥棒か!」
女「そうに違いない!!!さぁ早く捕まえに!」
男「おまえか今のは」
女「な!!何を根拠にそんな!!」
男「じゃなぜお前がここにいるか必死で弁明してみろ」
女「それはだな!!夜男の部屋に忍び込もうと思ったが、玄関が開いていないのでそれなら仕方ないと
まどをぶち破って入ることを決意したんだ!!!」
男「これはこれは素直でございますこと」
女「ハッ!しまったぁぁああ!!」


55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 23:42:47.55 ID:45UUG1LR0
ほしゅ

56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 23:45:53.90 ID:B/fXspUI0

女「男ぉぉおお!!今日は男のためにスペシャルなプレゼントを用意した!!」
男「そのプレゼントは本当に俺の利益になるものであって、何らかの不利益が生じるもn」
女「そんなのはいいからこれを開けろぉぉおお!!」
男「まぁ待て。まずは話を聞いt」女「開けろぉぉおお!!」
男「・・・わかった。」

   ゴソゴソ・・・

男「何だ?この箱は」
  
   カパッ

   ビヨヨーン!!

女「どうだぁぁあ!!私特製びっくり箱!!驚いただろぉぉおお!!」
男「驚いたのはお前の声だ」

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 23:51:38.68 ID:B/fXspUI0

女「男ぉぉお!!本ばかり読んでないでたまには野外でピクニックなどどうだぁぁ!!」
男「悪くはない発想だが、お前が付き添いなら断る」
女「つれないこというなぁぁ!!私とお前の仲!!弁当だって作ってやるぞぉぉ!!」
男「それが一番の問題であることになぜ気づかない」

女「ついたぞぉぉお!!」
男「展開早いな」
女「さっそく弁当をひろげさせてもらう!!」
男「あ、俺自分で作ったやつもってきt」
女「うるせぇぇええ!!そんな自由みとめねぇぇええ!!」
男「じゃ俺もその弁当は認めない」

58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 23:54:36.67 ID:B/fXspUI0

男「今日は休日だが、そんなこと微塵も感じさせない」
女「私といる休日はそんなに嫌かぁぁああ!!??」
男「お前といる休日は平日の授業よりきつい」
女「きついだけであって嫌ではないんだろぉぉお!!それでこそ男だぁあ!!」
男「決して好ましくないことだけは察して欲しいんだが」
女「ところで休日といえばやはりピクニッk」男「却下」

59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/27(日) 23:56:17.65 ID:hmZLarJJO
女「おはよう男そして愛してるぞぉぉォォォ!!!11!」

男「………前から思っていたんだが、人前でそんな台詞吐いて
 恥ずかしくないのか?」

女「もちろん、恥ずかしいに決まってるだろぉぉォォォ!!!1!」

男「なら止めろ」

女「それは無理だ!!!なぜなら、そんな感情などどうでもよくなる程
 男を愛しているからなぁぁァァァ!!!11!」

男「だれか鎮静剤持って来てくれ」



男友「男の奴、照れてやがるw」
女友「……私には、いつもの無表情にしか見えないわ」

60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 00:00:46.17 ID:5l5XzU710

女「男ぉぉおお!!五里霧中ってなんだぁぁああ!!」
男「物事が全くわけわからなくなってしまうことだ」

女「男ぉぉおお!!紆余曲折ってなんだぁぁああ!!」
男「物事が複雑に変わっていくことだ」

女「男ぉぉおお!!蛙鳴蝉噪(あめいせんそう)ってなんだぁぁああ!!」
男「お前のことだよ」

61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 00:03:45.00 ID:5l5XzU710

女「男ぉぉお!!足をすりむいて怪我したから血をなめってくれぇぇ!!」
男「要求が多すぎるし、何より作為的な物を感じる。却下」
女「じゃぁ私のこの苦労はどうしてくれるんだぁあああ!!」
男「少しは隠せ」


62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 00:07:09.47 ID:5l5XzU710

女「男ぉぉおお!!!」
男「却下」
女「何もいってないじゃないかぁぁああ!!!」
男「その暑苦しさで却下だ」
女「暑苦しくなければいいんだなぁぁ!!」
男「ああ、できるものならな」

女「どうだぁぁああ!!暑苦しくない水着で会いに来てやったぞぉおお!!」
男「ちなみにここ教室な」

63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 00:10:33.23 ID:5l5XzU710

女「男ぉぉおおお!!男ぉぉおお!!」
男「名前だけ叫びたいのかお前は」
女「いいじゃないかぁ!!名前が叫べれば後はおまけみたいなもの!!」
男「じゃ名前以外は叫ぶな」
女「そ、そんなの・・・そんなの不可能だぁああああ!!」
男「次からは墓穴掘るようなこと言うな」

64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 00:13:04.26 ID:5l5XzU710

男「たまにはまったり釣りするのもいいな」
女「そうだなぁああ!!男ぉぉ!!!」
男「お前だけは呼びたくなかった」
女「つれないこというなよぉぉお!!」
男「魚が逃げる。静かにしてくれ」
女「いいんだよぉぉおお!!魚なんか私たちの愛と比べれば塵同然!!」
男「目的違うなら帰れ」

65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 00:16:29.20 ID:MyashrZuO
文才に嫉妬

66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 00:17:51.85 ID:5l5XzU710

女「男ぉぉおお!!2ちゃんねるって何だぁぁあ!!」
男「インターネットの巨大掲示板群のことだ」
女「男ぉぉおお!!VIPって何だぁぁあ!!」
男「お前が生み出された場所だ」
女「じゃぁVIPに感謝しなきゃなぁぁあああ!!男を生み出してくれた!!」
男「俺はVIPには感謝してもお前には感謝しない」
女「つれないこというなよぉぉおお!!」
男「つれなくてもいいよ俺は。むしろつれないほうがいい」


67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 00:24:46.85 ID:YDgZqAn10
ID:5l5XzU710テラGJ!!
そしてワッフルワッフル

68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 00:25:27.49 ID:5l5XzU710
そろそろ寝るです・・・
乙っしたorz

69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 00:26:41.90 ID:+OGmVfO6O
お疲れ様ああぁぁぁぁぁァぁぁァ!!!!

70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 00:28:36.35 ID:9h475rrR0
新スレになってる…!
しかもクオリティタカスなSSがッッ!!

>>1-69!おまいら!!
ttp://www.katsakuri.sakura.ne.jp/src/up17608.jpg.html

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 00:30:54.10 ID:ccUYTIeI0
>>70
GJ!!!!!!!!!!!!!

72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 00:31:04.13 ID:YDgZqAn10
>>70
いやいやおまいもGJ

73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 00:36:52.88 ID:qTslXU9m0
>>51
ttp://www.katsakuri.sakura.ne.jp/src/up17609.jpg.html

74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 00:39:55.47 ID:YDgZqAn10
>>73
これはひどいwwwwwwwww

75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 00:44:45.94 ID:hUfLqIdbO
皆…
http://kjm.kir.jp/?p=45899

76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 00:55:11.57 ID:ccUYTIeI0
保守!!!!

77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 00:57:05.38 ID:WrSagQ6r0
モルスァァァァァァァァ!!!!!!!

78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 00:58:56.16 ID:YDgZqAn10
>>77
女「ナデナデシテェェェェェェェェェェェェ!!!!!!!!」
男「うるさい(スコッ)」
女「モルスァァァァァァァァ!!!!!!!」

79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 01:09:38.60 ID:7UDHF0cF0
女友達「あのっそこ、通してください!」
ヤンキー「やだね!」
女友達「うぅ」
女「まてぃ!!!!」
女友達「お、女さん!それに男さんも!」
男「…ども」
ヤンキー「なんだてめえら、殺すぞコラ!」
男「達!?俺もかよ!」
女「ふん!貴様のような矮小なガキには私の正義の鉄槌がお似合いだ!」
男「…帰ろ
女「ガアッ!!!!!」ドゴォォオーーーーーーーーーン!!
 って相手強ッ!!!!!!!!」

ヤンキー「次はてめえだ、山田」
女「…ぐっ…逃げろ!男!」
女友達「ひっ!」
だめだ、思い出してしまう、だめだだめだ、クールになれ山田 ―
ヤンキー「死ねぇ!!!」
って無理

男「かかって…こいやああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
女・女友達「ええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!??????」

説明しない!

ヤンキー「おもろい!キンタマ潰したるわあああああああ!!!
男「はん!手前の海綿体粉々にしてやらあああああああああああああああああああ!!!!!」

女「…このスレの保冷剤が死んだ…」

80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 01:16:28.97 ID:ccUYTIeI0
保守!

81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 01:22:19.83 ID:tjQCsSz5O
猫ヒート
http://kjm.kir.jp/mailbbs2.php?pt=45914
女「男っ、私が好きかぁぁぁぁぁぁぁ!!??」
男「いや別に。」
女「http://kjm.kir.jp/mailbbs2.php?pt=45915

82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 01:24:42.11 ID:RlPcpO4cO
わんこそばもヒートしているようです。
ttp://u.pic.to/60uf6




ttp://u.pic.to/611c4

83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 01:26:55.72 ID:lMt4aPwW0
この時間帯はピクト見られないから困る

84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 01:28:48.62 ID:RlPcpO4cO
あ、下のURLミスった…まあいいか。

>>81
GJ!俺も人が描けるようになりたい(´・ω・`)

85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 01:33:32.30 ID:RlPcpO4cO
>>83
つttp://kjm.kir.jp/?p=45926
スレに関係ない物を連投すまん。

86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 01:37:57.71 ID:9h475rrR0
お風呂行ってくる!!

置土産
( ^ω^)つttp://www.katsakuri.sakura.ne.jp/src/up17610.jpg.html
( ^ω^)b皆さんGJ!!

87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 01:41:19.83 ID:YDgZqAn10
>>86
萌えワロタwwwwww
GJ!!!!!!

88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 01:41:24.84 ID:lMt4aPwW0
>>85
出たな不思議生命体わんこそば

>>86
おまwwwwwww





おまwwwwwwwwwwwwwww

89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 01:43:29.01 ID:neUIEwwH0
>>86
うはwwwテラオトコスwwwwww

90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 01:57:16.29 ID:YDgZqAn10
ほほほ

91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 02:05:07.33 ID:5WQqx9sB0
女「男ぉぉぉぉっ!!!遊びに行くぞぉぉぉ!!!」
男「宿題やらせろ」
女「ダメだ!遊べぇ!!!」
男「仕方ねぇなぁ」

翌日

教師「はい、夏休みの宿題やってきてないのはー
  えーと、岩田と・・・男?
  男ぉ、お前な、最近たるみすぎだぞ
男「はぁ」
教師「だいたいあんな馬鹿な生徒と付き合ってるのがいかんのだ
  学生たるもの、きちんと勉学をだなぁ
男「・・・・・・」
教師「聞いてるのか?男
   大体、一時の感情で将来を棒に振るのは愚か者のすることで・・・」
男「てめーは俺を怒らせた」

92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 02:23:16.77 ID:AmBrmO600
>>91
そう、これが男だよね。

93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 02:24:36.26 ID:y1D0agXnO
女「男ぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」


男「昼間っから熱いなあ…どした?」

女「どうしたもこうしたも、男!窃盗は犯罪だぞ!!」

男「いや、俺は何も盗った覚えなんかないけど」

女「いや!お前は確かに奪っていった!!
それは私の心だぁぁぁぁッ!!」

男「今日はルパンか…とりあえず上がってアイスでも食べるか?」

女「喜んでぇぇぇぇっ!」

94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 02:29:57.62 ID:4ZDKjt6RO
GJだぁぁぁぁぁ!

95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 02:32:02.51 ID:wh6FfAezO
実にナイス!

96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 02:53:59.20 ID:SOglTWMM0
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/nude/1151653881/
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/natuero/1133094842/
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/natuero/1146584162/
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/natuero/1143858718/

このスレ全部に
「コピペに対応できずに1人だけ血相変えて発狂して
時間まで変えて必死に話しかけている(笑)オタがいるスレはここでつか」
って書き込むと
ロリオヤジが恥ずかしげもなく狂ったように100%反応するから試してみ?
おまいらでも釣れるぞwwww

97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 02:59:46.42 ID:9h475rrR0
風呂アガタ( ^ω^)

おフロにちなんで
ttp://www.katsakuri.sakura.ne.jp/src/up17612.jpg.html

98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 03:10:07.86 ID:U6C/CHl70
>>97
GJ!!!

しかし、Tシャツを見てここはVIPってことを再認識させられた。

99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 03:40:15.61 ID:9h475rrR0
文字だが保守ッッッ

100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 04:14:14.20 ID:qAYeYgfG0
保守代わりに長文投下します

101 :1/11 :2006/08/28(月) 04:15:02.16 ID:qAYeYgfG0
やっと退屈な授業が終わった放課後の教室。
ある生徒は部活に、ある生徒はゲーセンにと足早に教室を出て行く。
男は、自分の席で図書室で借りた歴史小説を読んでいた。

まだざわめきが聞こえるのにも係わらず、ドドドという足音が聞こえてくる。
そして「男おおおお!!!」という、聞きなれた暑苦しい声。
これこそが男の放課後を告げるチャイムでもある。

女「男おおおお!!!一緒に帰るぞおおおお!!!」

教室のドアが荒々しく開いた。女だ。

男「ん、ちょっと待ってろ」
女「一秒たりとも待てない!!!」
男「じゃあ先に帰れ」
女「それは嫌だ!!!」
男「・・・・・・」

こいつは・・・、という目で男は女を見ている。
女はその視線に気付いてはいないのだが。
いつものように帰り支度をする男。
一つだけ違うのは、男がカバンの他に何か中身が入った小さな白い袋を持っていることだった。

102 :2/11 :2006/08/28(月) 04:19:32.54 ID:qAYeYgfG0
下校途中、女はついに耐え切れなくなり、袋の話題を持ち出した。

女「なあ、その袋は何だ?」
男「これか?これは―――」

男は何か言おうとして、言葉を飲み込んだ。

男「あー、秘密だ」
女「なっ!?何でだ!!!?」
男「それも秘密だ」
女「秘密ばっかりなんてずるいぞ!!!!」

女はハリセンボンのように頬をぷくーっと膨らませた。
最近よく登場するこの表情になったが最後、男が折れるまで女はこのままだ。
まあそれはそれで面白いのだが。
それを見た男は、やれやれといった表情を見せた。

男「そんなに知りたいのならついて来い」

その言葉を聞いたとたん、女の表情が一気に明るくなった。
男も、少し楽しそうな表情になった。
これから起こる事に対して、女はどんな反応を示すか。そちらの方が面白い。
その予想を思い浮かべて笑いそうになる男の表情に、女はまだ気付いていない。

103 :3/11 :2006/08/28(月) 04:23:39.61 ID:qAYeYgfG0
男は女を連れ添ったその先は、人気のない公園だった。

女「はっ、私たちの他に誰もいない!!こんなところに連れ込むとは!!!
  男にそんな趣味があったなんて!!!でも男となら私は構わないぞおおお!!!」
男「お前はどんな妄想家だ」

女の暴走を諌めつつ、公園のある草むらの一角へと向かった。

そこには、餌入れと、段ボールと、その中にいる子犬がいた。
子犬は、まだ夏も終わってないのに毛布に包まってこちらを見ている。
雨よけだろうか、段ボールの上には傘が差されていて簡易犬小屋のようになっている。

女「わあ、かわい〜!!」

女は愛くるしい子犬の姿に、一般の女性のような反応をやっと垣間見せた。
いつもこんな一面ならいいのに。そんなことを思いながら、男は持っていたビニール袋に手をつっこんだ。
そして袋から取り出したドッグフードを子犬に見せる。
子犬は目を輝かせながら尻尾を振って、催促している。

男「待て!・・・・・・よし」

子犬は男の命令に従った後、はぐはぐとドッグフードを食べだした。
女は男と子犬の戯れる様子を、子犬に負けないくらいのキラキラとした目で眺めていた。

104 :4/11 :2006/08/28(月) 04:28:37.33 ID:qAYeYgfG0
女「男!!!この子犬、どうしたんだ!!?」
男「ん、雨の日に見つけた。
  俺んちのマンションには連れて帰れないからとりあえずここに連れてきた」
女「ほえ〜、ほ〜、ふ〜ん」

自分で聞いたにもかかわらず、女は話をそっちのけで子犬に夢中だ。

女「かわいいな!!触っていいか!?」
男「あっ、バカ!」

こいつは不意に近づくと―――。と、男が言い出そうとするのも聞かないまま、女は子犬の頭をなでようとした。

ガブッ。

女「・・・・・・がぶっ?」

女の右手には噛み付いた子犬。

女「にぎゃぁぁぁあああああ!!!!」
男「あーあ、やっぱり噛み付いたか。でも」

予想通り。そして、期待通りだ。男はにやりと笑う。
別の意味で子犬に合わせて良かったと思った男であった。
その横で女は、子犬に追いかけられ続けていた。

105 :5/11 :2006/08/28(月) 04:34:15.86 ID:qAYeYgfG0
女はくじけなかった。
何としても子犬と仲良くなる。それが今の目標だ。
女は、男と来る日も来る日も子犬の元へ行った。そしてその度に吠えられ、追われ続けた。

女「うう、いい加減ヘコんできた。私のこと嫌いなのかな?」
男「・・・本当にそう思ってるのか?」
女「え?」

いつものように追いかけられた、その帰り道。

男「あ、そうか。逃げ回ってるから見てないんだな」
女「何の話だ!?」
男「まあ近いうちに分かるさ」
女「だから何の話なんだ!!?」
男「お前と子犬の事だ」

男はふっと笑いながら道を歩く。
女も訝しげな表情をしながらも男について帰った。

男が言いたかった意味は、翌日に分かる事になる。

この日も懲りずに女は、子犬と親しくなろうと公園へと向かった。今日は男は用事とやらで一緒ではない。
そこには、いつもなら子犬しかいない。でもこの日は違った。
公園に差し掛かる前に聞こえてきたのは、子犬のいつもとは違う声と、聞いたことの無い誰かの罵声だった。

106 :6/11 :2006/08/28(月) 04:39:23.11 ID:qAYeYgfG0
女は物陰に隠れて、公園内を覗いた。
そこには、わんわんと吠え続ける子犬と、不良が3人がいた。
傘は折られ、段ボールもボコボコにされ辛うじて箱の姿を留めている。
公園の中心には、蹴飛ばされたのだろう、餌入れが逆さまになって転がっていた。

子犬はそのうちの一人の足に噛み付く。
だが所詮は子犬。非力なのですぐに振りほどかれ、飛ばされてしまう。
そのうち「こいつウゼェ」「蹴り殺せ」などの声が聞こえてきた。

まずい。このままでは子犬が危ない。女はそう直感した。
何かいい方法は無いか、知恵を振り絞って考えた。
そして一つの方法を思いつく。

女は大きく息を吸った。

女「おまわりさーーーーん!!!!こっちでーーーーーす!!!」

効果はてき面だった。不良は蜘蛛の子を散らすように逃げて行った。

公園に残されたのは、泥だらけの子犬一匹。
女は子犬へと近づいた。いつもなら近づいただけで子犬は吠えてくる。
でも、今日は違った。吠える事も追いかけることもしなかった。
それどころか女に近づいて尻尾を振っている。

子犬は女の事を嫌ってなどいなかった。

公園の入り口から、遅れてやってきた男はその様子を眺めていた。

107 :7/11 :2006/08/28(月) 04:46:08.77 ID:qAYeYgfG0
翌日。女はいつもよりニコニコしながら男と公園へ向かう。

女「子犬と仲良くなったぞ!!!」
男「ほう」
女「今日はそれを見せようと思う!!!」
男「そこまで言うのならまあ見てやろう」

公園に着くと、女は段ボールの中で眠っていた子犬に話しかけた。

女「おーーーーい!!!おいで!!!」

子犬はゆっくり目を覚ました。

女「ほら、私達が仲良くなったところを男に見せつけよう!!!」

昨日のように子犬は女に近づいて尻尾を振る・・・・・・ことはなかった。
子犬は女の横にいる男の姿を見つけるや否や、女にわんわんと吠え始めた。

女「ちょっと待て、話が違うぞ!!!」
男「そりゃこっちのセリフだ」

犬に追いかけられながら叫ぶ女に、男は華麗にツッコむ。

だけど、男も、女も、子犬も、どこか楽しそうだ。

二人と一匹のこんな毎日は明日も、これからも続く―――。


―――はずだった。

108 :8/11 :2006/08/28(月) 04:52:32.80 ID:qAYeYgfG0
夕暮れの公園は、薄暗かった。
公園の街灯はパワー不足か、付いたり消えたりを繰り返している。だから余計暗く感じた。

女「嘘だ・・・・・・!!」
男「・・・なんて事だ」

男と女の目の前には、子犬が段ボールの外に出てうずくまっていた。
だが、うずくまったままでぴくりとも動かない。

男が子犬にそっと触れる。子犬の体は、冷たい。

女(あいつらだ。あいつらの仕業だ。あの不良が子犬を・・・。)

女は、そうだという証拠は無いが確信していた。
言いようの無い程に怒りがふつふつと沸いてきた。

許せない。あいつらだけは許せない。女の胸中はその事でいっぱいだった。

男「おい、どこへ行く?」

男は女がどこかへ行こうとするのを腕を掴んで制止した。

女「離してくれ!!許せないんだ!!!」
男「悔しいのはわかる。でもお前が行ったところで」
女「それでも私は!!!・・・私は、あいつらを許せない!!!!」

女の目には涙がたまっていた。

109 :9/11 :2006/08/28(月) 04:57:58.71 ID:qAYeYgfG0
男は女の腕を引き寄せて、抱きしめる。

男「わかってるならここはこらえろ。こらえるんだ。コイツのためにも。
  憎しみは憎しみしか生まない」
女「うっ・・・うう・・・・・・グスン」

女「うわぁぁぁああああ!!!」

女は堰を切ったように男の胸の中で泣いた。
男は女の頭を優しくなでる。そして暗くなった空を仰いだ。

私は―――。

俺は―――。

人間は―――。

―――何て無力なんだろう。弱き者を守れもしない。

女はただただひたすら泣いた。
男も空を仰いだまま唇を強く噛んだ。

子犬との、僅かだったけれど楽しかった思い出。
もう、その日々は二度と戻らない。

夕焼けに染まっていた空は、もう暗くなっていた。

110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 05:00:54.96 ID:V9r2bsJp0
とりあえずまとめて投下しろなっ

111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 05:02:54.96 ID:vd4sOp340
>>110
「保守代わりに」

112 :10/11 :2006/08/28(月) 05:03:17.04 ID:qAYeYgfG0
後日、子犬の墓を公園内に作った。
男と女は墓に手を合わせた後、その場を去った。

女「私は本当に子犬と仲良くなったんだぞ!!!」
男「あーそうかいそうかい」
女「なっ、信じてないな!!?」
男「信じるも何も実証してもらわなかったしな」
女「なんで信じてくれないんだああああああ!!!!」

本当は仲良くなった光景を見ていたなんて言えない。
男はちょっとだけ笑った。

女「笑うなああああああ!!!」
男「ははっ、すまんすまん」
女「罰として男の家に今日は泊まるぞおおおお!!!」
男「それは断る」
女「(´・ω・`) 」

過去があるから今がある。今があるから未来がある。

―――だから生きよう。男と一緒に、子犬のぶんも明日を生きよう。

帰り道、女はそう誓った。

113 :11/11 :2006/08/28(月) 05:09:20.40 ID:qAYeYgfG0
女「もし私がいなくなったらどうする!?」

帰り道で、不意に女はそんな事を言い出した。

男「俺に平穏な日々がやってくる。っておい、冗談だからそんな表情をするな」

女は俯いて露骨に落ち込んだ。

男「じゃあ逆に俺がいなくなったらどうする?
  お前の事だから俺の後をどこまでも追いかけて来そうだが」
女「さすが男だ!!!今までの私を良く知ってる!!!でも・・・」
男「でも?」

―――私は変わる。男のために。何より私自身のために。

女「男おおおおお!!!大好きだああああ!!!」
男「おい、『でも』の続きは?」
女「そんなの、二人の前ではもう意味を成さない!!!」
男「答えになってねぇ・・・」

女は決心していた。もう迷いはしない。
いつか誰かと離れてしまう事になったとしても。それが男であったとしても。
また会えた時に、たくさんの思い出話を笑ってプレゼントできるように、と。

澄んだ青空に浮かぶ白い雲の一つが、子犬の顔に見えた。

― 了 ―

114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 05:10:32.97 ID:qAYeYgfG0
以上で投下終了です。

>>110
文才無い俺のSSなんぞ保守に利用するしかないと思うから勘弁してほしい

115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 05:14:18.50 ID:93bxIrWB0
>>114
乙、よかったぞ

116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 05:27:37.21 ID:9h475rrR0
>>114
全 俺 が 泣 い た

117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 05:59:51.58 ID:NpRGsaAWO
>>114
保守ついでに泣いた

118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 06:45:53.23 ID:/GXlLW4u0
ほしゅうううううううううう


あぶねえ

119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 07:04:58.58 ID:/GXlLW4u0
いちおくとにせんねんまえから
ほしゅしてるううううううううううう

120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 07:37:47.37 ID:/GXlLW4u0
はっせんねんすぎたぁころかぁら
もっとほしゅしたくなぁぁぁぁった

121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 07:44:34.07 ID:Go4dgvCy0
長文GJ!!!

122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 07:53:35.66 ID:MyashrZuO
今沖田保守

123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 08:02:26.16 ID:XTHnOQ4N0
10年前
女「わたしね、わたしね、おとこくんのおよめさんになる!」
男「却下。Cカップ以下は認めない。出直して来い」
女「・・・クスン、おっぱ・・おっき・・・ひとが・・・ひっく・・・い・・・いの・・・?」
男「あぁそうだ。今のお前は対象外もいいところだ。」
女「さよならっ!」

先生「えー・・・女ちゃんはー、おうちの都合でー、南の方へー、引っ越しましたー。」
男「女・・・もうちょっと優しくしておけばよかったな・・・ごめんな・・・」
9年前
先生「えー、去年転校したー、女ちゃんがー、帰って来ましたー。みんなー、仲良くしましょうねー。」

男「女っ・・・?去年のこと、あやまr」
ガラッ
女「男ぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!お前のために帰ってきたぞぉぉぉっ!!さぁ!再開のキスを!抱擁を!抱っきしめろーー!!!」
男「(  д )   ゚  ゚」

124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 08:32:03.96 ID:FLNUqFLa0
壁|´・ω・)

125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/28(月) 08:32:51.73 ID:FLNUqFLa0
女「男おおおお!!!!その傷はどうしたあああああああ!!!!!!」
男「恐らくお前が今タックルしてきた時に発生した傷だと推測される」
女「なるほどつまり転んだのか!!!転んだ時はなんかやり場の無い怒りだよな!!分かるぞ男おお!!!!」
男「いやお前のせいだってば」
女「よし私の家に来い!!!手当てしてやる!!!!!」
男「いや遠r
女「遠慮はいらねええええええええ!!!!!」

男「痛い痛い染みる傷口広がる細菌感染する」
女「うおすまん!医療ミスだ!!!」
男「来た時よりダメージが増えてるのは何故だ」
女「よぉし一丁上がりィ!!!!」バシ
男「ぎゃあああああ!!!!」
女「ああああすまん!!!大丈夫かあああああ!!!!」
男「拝啓母上様
   このパワフルな女性と一秒でも時間を共にしていると残機数がいくらあっても足りません
   どうかご加護か無限一UPの方法をお授けください」
女「そこまでいうかあああああああ!!!!!」

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